〔ロンドン外為〕円下落、156円台後半=対ユーロは168円台(26日正午)

4/26 20:31 配信

時事通信

 【ロンドン時事】週末26日午前のロンドン外国為替市場では、日銀が金融政策の現状維持を決めたことなどを受けて円売り・ドル買いが加速し、円相場は1ドル=156円台後半に下落した。正午現在は156円77~87銭と、前日午後4時(155円51~61銭)比1円26銭の大幅な円安・ドル高。
 朝方は156円30銭台で推移した。日銀の植田和男総裁が記者会見で「(円安が)今のところ基調的な物価に大きな影響を与えていない」などと発言したことが伝わると、円売りが一段と勢いづき、156円80銭台に軟化した。
 ただ、日本政府・日銀による為替介入への警戒感が強まる中、円は午前9時ごろに一時154円台に急伸。その後は再び売り戻されるなど、荒い値動きが続いた。投資家はこの日発表される3月の米個人消費支出(PCE)物価指数に注目しており、内容次第で円相場が再度大きく振れる可能性がある。
 円は対ユーロでも売られ、2008年8月以来約16年ぶりに1ユーロ=168円台を付けた。正午現在は168円19~29銭(前日午後4時は166円59~69銭)と、1円60銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0724~0734ドル(同1.0707~0717ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.2507~2517ドル(同1.2484~2494ドル)。スイス・フランは1ドル=0.9118~9128フラン(同0.9130~9140フラン)。(了)

時事通信

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最終更新:4/26(金) 21:26

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