• トップ
  • ニュース
  • 雑誌・コラム
  • ビットコインは「2025年に12万~15万ドル」まで上昇する可能性も!? 2024年4月の“半減期”後の押し目から積立投資を始めて、2025年前半に利益確定を目指せ!

ビットコインは「2025年に12万~15万ドル」まで上昇する可能性も!? 2024年4月の“半減期”後の押し目から積立投資を始めて、2025年前半に利益確定を目指せ!

3/23 21:21 配信

ダイヤモンド・ザイ

 ビットコインはどこまで上がるのか?  専門家の予想では、2024年4月の“半減期”後に12万~15万ドルまで上昇する可能性も! 

●2023年末から上昇しているビットコインはどこまで上がる? 
2024年はさらなる上昇につながる好材料が勢揃い! 
 2023年の年末から、暗号資産(仮想通貨)のビットコインが値上がりしている。2024年3月5日には6万9000ドルを突破し、約2年4カ月ぶりに史上最高値を更新した。昨年10月まで3万ドルを割っていたので、半年足らずで2倍以上に値上がりしたことになる。この上昇はまだ”序章”で、今後も勢いは続くのか。それとも反落に切り替わるのか。暗号資産に詳しいプロに今後の見通しを聞いた。

 そもそも、専門家の間では2024年のビットコイン価格について「強気」と見る向きが多い。来年にかけて12万ドルを予想する声もある。というのも、今年はビットコイン相場にとっての好材料が揃っているからだ。

 まず、2024年1月に米国でビットコイン現物のETFが上場。これによって、暗号資産と機関投資家のマネーが本格的につながった。「ブラックロックやフィデリティといった伝統的な大手金融機関が、ビットコインのETF運用に乗り出しました。これが機関投資家の安心材料になり、投資しやすくなりました」(ビットフライヤーの金光碧さん)

 二つ目の好材料は、ビットコインにとって4年に1度のビッグイベントである「半減期」が到来すること。半減期には新規発行枚数が減り、需給が引き締まる。過去3回の半減期では、その後に価格が大幅上昇した。

 そして三つ目の好材料は、米国で金融緩和が見込まれること。過去、金融緩和の局面でビットコインは上昇している。「この3つの条件が揃うと、本格的な強気相場になるでしょう」(ビットバンクの長谷川友哉さん)

 せっかくならこの大相場に参加したいが、ビットコインは価格の変動が大きいのが難点。そこで、専門家に投資戦略について聞いた。

 「ビットコイン価格はある話題に向けて急上昇していき、そこを通過すると下落する特性があります」(ビットフライヤーの金光さん)

 上のチャートを見てほしい。2021年は4月の米国の暗号資産取引所コインベース上場と、10月のビットコイン先物ETFの上場に向けて高騰し、通過した途端に急落した。この法則通り、今回の半減期でも「通過後にいったん下落する」というのがプロの共通した見方。となると、4~6月が”買い”のチャンスとなりそうだ。

 マネックス証券の松嶋真倫さんは「暗号資産の世界では、高値から20~25%の調整は当たり前。株高による反動も考慮すると、半減期の後に4万ドル台まで下落する局面もありそう」と予測する。

 ただし、この調整は一時的なものになる見込み。半減期を通過すれば需給がタイトになり、その後は上昇に向かうのが自然な流れだからだ。夏以降に見込まれる米国の利下げがきっかけとなり、2025年に向けて本格的な上昇に向かう可能性は高い。

●4年に1度のビッグイベント・半減期後の値動きをデータで検証!  
いったん下落した後、500日は上昇が続くか? 
 さて、ビットコインにとって最大のイベントともいえるのが、先ほども少し触れた半減期だ。半減期は4年に1度のサイクルで訪れ、文字通りビットコインの新規発行枚数が減る。次の半減期は2024年の4月だ。

 「4月の半減期以降は、1日の新規発行枚数が900枚から450枚と半分になります。一方で、米国のETFには1日で1万枚を超える買いが入る日もあり、需給がよりタイトになると予想されます」(SBI VCトレードの西山祥史さん)

 過去3回の半減期でビットコインは似通った値動きをしており、アノマリー(規則性)が読み取れる。それに基づいて、今回の値動きを専門家に予測してもらった。

 まず、価格はどこまで上がりそうか。第1回の半減期は2012年。この頃は市場規模や認知度が小さく、価格変動も今以上に激しかった。半減期の約1年後、価格はなんと95倍に大化けしている。第2回、第3回と年数を経るにつれて上昇率は小さくなるが、上昇する傾向は続いている。

 今回はさらに上昇率が小さくなりそうだが、それでも2倍以上を見込む予測が多数。2025年の高値予測は、マネックス証券の松嶋さんが12万ドル、ビットバンクの長谷川さんは15万ドルとした。

 続いて、半減期後はどれくらいのスパンで上昇しそうか。以下は、ビットバンクの長谷川さんが、過去3回のケースを検証したものだ。

 ご覧のとおり、いずれも半減期から1年くらい上昇を続け、だいたい500日でピークをつけている。こうしたデータを踏まえると「2024年内は積立など時間を分散して買い続け、2025年の前半に売り時を迎えそう」と、ビットバンクの長谷川さんはアドバイス。ビットコイン初心者も、すでに投資をしている人も参考にしてほしい。

ダイヤモンド・ザイ

関連ニュース

最終更新:3/23(土) 21:21

ダイヤモンド・ザイ

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング