「データセンター」がランキング首位、生成AI拡大受け投資加速へ<注目テーマ>

4/16 12:20 配信

みんかぶ

★人気テーマ・ベスト10
1 データセンター
2 半導体
3 人工知能
4 インド関連
5 円安メリット
6 半導体製造装置
7 防衛
8 生成AI
9 不動産関連
10 TOPIXコア30

 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「データセンター」がランキング1位となっている。

 生成AI市場の急拡大によって情報を処理する拠点、いわゆるデータセンターの新設・増設需要が盛り上がりをみせている。データセンターとは、サーバーやネットワーク機器を設置・保管する設備の総称で、大量のデジタルデータを保管・処理するためになくてはならないITインフラである。とりわけ、生成AIを利用する際には、データセンター内に設置されているAIサーバーを経由しなければならず、今後は急速かつ中期的にAIサーバーを増やす必要性に迫られている。データセンターの市場規模は一部調査機関試算によると、2022年の2640億ドル(約40兆6600億円)から35年には6450億ドル(同99兆3400億円)まで拡大すると予想されている。

 日本国内でもデータセンターをインフラの中核として拡充する動きが加速しそうだ。直近では米マイクロソフト <MS> が日本でAI向けデータセンターを拡充するため日本円にして約4400億円を投資する計画を発表し、マーケットの耳目を驚かせた。これに先立って、今年1月には米アマゾン・ドット・コム <AM> のクラウド事業を手掛けるAWSが(データセンターを含む)日本へのIT投資で、5年間で総額2兆2600億円を投じることを表明した経緯がある。

 東京市場でも生成AI関連から派生したデータセンター関連株への物色ニーズが強まっている。代表的な銘柄としては「政府クラウド」の担い手でもあるさくらインターネット <3778> だが、最近は三井住友銀行を筆頭株主に置く情報サービス会社で、高度なセキュリティーに強みを持つデータセンターを展開するさくらケーシーエス <4761> が人気化。また、りそな銀行を主要顧客とするデータセンター運用会社のAGS <3648> なども急速に株価の居どころを変え、マーケットの視線を集めている。このほか、TIS <3626> 、日本ラッド <4736> 、フィックスターズ <3687> 、インターネットイニシアティブ <3774> 、鈴与シンワート <9360> 、SCSK <9719> なども関連銘柄としてマークされる。

出所:MINKABU PRESS

みんなの株式(minkabu PRESS)

みんかぶ

関連ニュース

最終更新:4/16(火) 12:20

みんかぶ

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング