〔米株式〕ダウ大幅反発、509ドル高=ナスダックも高い(13日午前)

10/13 23:09 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】週明け13日午前のニューヨーク株式相場は、トランプ米大統領がSNSでの投稿で、貿易を巡る中国との対立について批判のトーンを和らげたことを好感し、大幅反発している。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前週末終値比509.69ドル高の4万5989.29ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が445.21ポイント高の2万2649.64。
 トランプ米大統領は10日、中国によるレアアース(希土類)の輸出規制強化を強く批判し、11月から100%の追加関税を課す方針を表明。しかし、12日には一転して「中国のことは心配するな。大丈夫だ」と投稿したことから、米中貿易摩擦再燃への警戒感が和らぎ、朝方は買い戻しが活発化している。ダウは寄り付き直後に一時500ドル超上昇した。
 ただ、中国は12日、米国から100%の追加関税を課された場合、「相応の措置」で対抗すると報復を示唆。月末のアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせて予定されている米中首脳会談の開催が不透明となっているほか、米連邦政府機関の一時閉鎖も続いており、市場は事態の推移を見守っている。
 個別株を見ると、オープンAIと半導体開発で提携したと発表したブロードコムが10%超高。同業のエヌビディアにも買いが波及している。また、安全保障強化を目指す米政府の構想に呼応し、最大100億ドルを投じる計画を明らかにしたJPモルガン・チェースが2.5%高と買われている。(了)

時事通信

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最終更新:10/13(月) 23:33

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