アルコアが決算 買い一巡後に下げに転じる=米国株個別

4/18 22:40 配信

株探ニュース

(NY時間09:35)(日本時間22:35)
アルコア 34.80(-0.75 -2.11%)

 アルミのアルコアが下落。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を若干上回ったものの、1株損益の赤字は予想以上に拡大した。生産量も全体的に予想を下回った。ただ、市場はEBITDAが予想を上回った。

 アルミの価格上昇から恩恵を受けたようだ。オプリンガーCEOは「アルミニウム価格は旺盛な需要を背景に上昇している」と述べていた。アルミ価格は第1四半期の平均で1トン約2200ドルであった。1年前の約2400ドルからは下落しているが、昨年夏の最安値約2100ドルからは上昇している。

 同社は1月に年6億4500万ドルのEBITDA改善計画を発表。同社は2月に鉱業会社アルミナ・リミテッドの買収計画を発表したが、この取引が完了すれば、同社はアルミナの管理能力を高めることになる。アルミナとの取引による利益は、計画しているEBITDA改善に加えてもたらされる。オプリンガーCEOは「アルミナは将来的に供給不足になる可能性が高く、2社を統合することは理に適っている」とも述べていた。

 ただ、株価は上昇して始まったものの、買い一巡後は下げに転じている。

(1-3月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.81ドル(予想:-0.64ドル)
・売上高:26.0億ドル(予想:25.5億ドル)
・EBITDA(調整後):1.32億ドル(予想:1.13億ドル)
・アルミニウム生産:54.2万トン(予想:54.5万トン)
・アルミナ生産:267万トン(予想:280万トン)
・ボーキサイト生産:1010万トン(予想:1013万トン)

(24年通期見通し)
・アルミ出荷量予想:250~260万トン
・アルミナ出荷量予想:1270~1290万トン

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:4/18(木) 22:40

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