話題株ピックアップ【夕刊】(3):タキヒヨー、ネクスG、メディアL

3/26 15:19 配信

株探ニュース

■タキヒヨー <9982>  1,342円  +205 円 (+18.0%)  本日終値
 タキヒヨー<9982>が急騰。名古屋を地盤とする老舗の繊維商社で婦人服や子供用品などを主体に全国展開を図っている。採算重視の受注に力を入れ、コスト上昇を販売価格に反映することなどで売上総利益率を改善させ、足もとの利益は会社側の想定を大きく上回って推移している。25日取引終了後、24年2月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の4億円から6億9000万円(前の期比7.3倍)に大幅増額した。また、好業績を背景に株主還元も強化し、24年2月期の年間配当は従来計画の20円に5円増額の25円とすることも併せて発表、これが株価を強く刺激する形となっている。

■ネクスグループ <6634>  161円  +12 円 (+8.1%) 一時ストップ高   本日終値
 ネクスグループ<6634>は一時ストップ高。株価100円台と低位に位置しており、短期での値ザヤを狙った個人投資家資金などを呼び込み急動意をみせている。IoT関連事業のほか暗号資産・ブロックチェーン事業などに展開を図っている。業績面では苦戦を強いられているが、24年11月期は増収効果を背景に営業損益も黒字転換を見込んでいる。そうしたなか、25日取引終了後、エッジAIコンピューター「AIX―01NX」がIntelligence DesignのエッジAIカメラソリューション「IDEA」を利用したAI画像解析サービスに採用されたことを発表、これが材料視される格好となった。

■メディアリンクス <6659>  94円  +7 円 (+8.1%)  本日終値
 メディアリンクス<6659>が3営業日ぶりに急反発。同社はきょう、朝日放送テレビ(大阪市福島区)の大規模基幹システムである回線システムで、自社の新製品「Xscend」が採用されたと発表。これが株価を刺激したようだ。なお、全体のシステムインテグレーションはソニーマーケティング(東京都港区)が担っており、機能評価及び相互接続検証を重ねたうえでシステムへの組み込みが決まったとしている。

■FIXER <5129>  1,539円  +94 円 (+6.5%)  本日終値
 FIXER<5129>が大幅高。同社は25日、新サービス「tsuzumi on GaiXer」をNTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)のソリューションサービスとして4月から提供を開始すると発表。これが材料視されたようだ。これは、FIXERのエンタープライズ向け生成AIサービス「GaiXer」に、NTT<9432>が開発したLLM(大規模言語モデル)「tsuzumi」を搭載した新サービス。同社は企業や自治体の業務効率化と高付加価値サービス提供に向け、NTTグループ各社とともに生成AI経済圏を拡大するとしている。

■ギークス <7060>  509円  +31 円 (+6.5%)  本日終値
 ギークス<7060>が3営業日ぶりに反発。同社は25日取引終了後、スマートフォン向けゲームアプリの企画・開発・運営を手掛ける子会社のG2 Studiosの全株式をTHE FIRST(東京都渋谷区)に譲渡すると発表。これが評価材料となったようだ。同社は事業ポートフォリオの最適化を推進しており、今回の譲渡はその一環。株式譲渡実行日は今月29日を予定し、24年3月期連結業績に与える影響については現在精査中だとしている。

■ジーデップ・アドバンス <5885>  13,520円  +820 円 (+6.5%)  本日終値
 ジーデップ・アドバンス<5885>は急反発。25日の取引終了後、取引先からAI用サーバー機及び関連製品並びにソリューションサービスの大口受注を獲得したと発表したことが好感された。受注金額は16億円で、24年5月期第4四半期から25年5月期第2四半期にかけて売り上げ計上する予定。なお、24年5月期第4四半期に売上計上予定の案件については、通期業績予想に織り込み済みとしている。

■池上通信機 <6771>  850円  +38 円 (+4.7%)  本日終値
 池上通信機<6771>が後場上げ幅を拡大。正午ごろ、24年3月期の連結業績予想について、売上高を210億円から214億円(前期比3.4%減)へ、営業利益を6億円から7億8000万円(前期9億9700万円の赤字)へ、最終利益を4億円から6億円(同10億7400万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。メディカル事業で順調に売り上げを伸ばしてきている中国市場において、反腐敗運動の影響から第4四半期に予定していた入札案件に遅延が生じていたが、一部年度内での売り上げ計上が可能となったことが要因。また、生産性の向上などによる原価の改善効果や為替が円安傾向で推移した影響なども寄与する。

■紀文食品 <2933>  1,299円  +52 円 (+4.2%)  本日終値
 紀文食品<2933>が買われ、2021年9月以来、およそ2年半ぶりの高値圏に浮上した。25日の取引終了後、マルハニチロ<1333>との資本・業務提携を締結すると発表。今後の事業へのプラス効果を期待した買いが入ったようだ。両社の食品事業の拡大を目的とし、新製品の開発により市場の創出も検討していく。マルハニチロは紀文食品の議決権数の9.90%に相当する226万1200万株を、東京証券取引所における立会外取引で取得。マルハニチロの取得価額は28億2000万円となる。

■ロボペイ <4374>  2,785円  +104 円 (+3.9%)  本日終値
 ROBOT PAYMENT<4374>が4連騰。この日の寄り前、顧客管理・自動課金クラウド「サブスクペイ」が、日本郵政<6178>子会社の日本郵便の新サービス「おたがいマーケット」に採用されたと発表しており、好材料視された。「おたがいマーケット」は、会員費として月額定額料金を支払うことで、提携ネットスーパーでの買い物を送料無料または安価に利用できるサービス。今回の採用では決済システムにおいて、決済処理の自動化、お試し期間が設定できる点、利用者自身で退会処理ができる点などが評価されたとしている。

■昭和システム <4752>  1,425円  +44 円 (+3.2%)  本日終値
 昭和システムエンジニアリング<4752>が大幅高。同社は25日取引終了後、24年3月期通期の単独業績予想と期末一括配当計画を上方修正したことが好感されたようだ。売上高の見通しは従来の73億円から79億5000万円(前期比12.2%増)、営業利益の見通しは7億9000万円から9億700万円(同18.7%増)に引き上げた。幅広い顧客からの情報化投資が堅調に推移していることに加え、デジタルトランスフォーメーション(DX)ビジネス関連の受注も伸長したことが主な要因だとしている。また、あわせて期末一括配当を従来計画比10円増額の50円(前期は40円)にすることも発表している。

●ストップ高銘柄
 ウェリタス <130A>  2,015円  +400 円 (+24.8%) ストップ高   本日終値
 エスポア <3260>  2,897円  +500 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 MCPs <4360>  663円  +100 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 イーエムネットジャパン <7036>  1,282円  -400 円 (-23.8%) ストップ安   本日終値
 コレック <6578>  512円  -100 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値
 ビート <9399>  320円  - 円 (-) ストップ安売り気配   本日終値
 など、4銘柄

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:3/26(火) 18:26

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