〔NY外為〕円、155円台後半(17日)

5/18 6:18 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】週末17日のニューヨーク外国為替市場では、米利下げ観測の後退を背景に、それまでの円買い・ドル売りを巻き戻す動きが継続し、円相場は1ドル=155円台後半に下落した。午後5時現在は155円59~69銭と、前日同時刻(155円35~45銭)比24銭の円安・ドル高。
 15日発表の米消費者物価指数(CPI)を境に再燃した早期の利下げ観測が後退。米長期金利がCPI発表前の水準付近に持ち直す中、前日からの円売り・ドル買いの流れが優勢となった。
 年内2回程度の利下げを織り込む市場に対し、連邦準備制度理事会(FRB)高官からは性急な政策転換に慎重な発言が相次いでいる。この日は、ボウマン理事が「インフレは当面高止まりする」との見通しを示した上で、状況次第では追加の利上げをためらわないと強調。午前の円相場は米景気先行指数の低下を受け、155円台前半に強含む場面もあったものの、その後はじりじりと値を削った。
 来週は主要な米経済指標の発表はなく、22日公表の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日~5月1日開催分)が最大の注目材料。利下げ開始時期に関する手掛かりを探ろうと、市場は会合参加者らの議論の内容に関心を寄せている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0863~0873ドル(前日午後5時は1.0861~0871ドル)、対円では同169円17~27銭(同168円82~92銭)と、35銭の円安・ユーロ高。(了)

時事通信

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最終更新:5/18(土) 6:34

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