(ブルームバーグ): 米ウォルト・ディズニーは、資産家ネルソン・ペルツ氏との委任状争奪戦において、集計された票の半数以上を獲得しリードしている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい複数の関係者の話を引用して伝えた。
ディズニーの2番目の大株主であるブラックロックは、経営陣を支持する主要投資家の一角で、別の大口投資家であるティー・ロウ・プライス・グループもディズニーを支持する方針だと同紙は報じた。
同紙によると、ディズニーがこのまま先行する保証はなく、投資家はまだ投票中で情勢が変わることもあり得る。
ディズニーは4月3日に年次株主総会を開催する。ペルツ氏は自身と、ディズニー元最高財務責任者(CFO)のジェイ・ラズロ氏の取締役会入りを提案している。
ペルツ氏率いるトライアン・ファンド・マネジメントは、最高経営責任者(CEO)後継者問題へのディズニーの対応に不満を表明した資産運用会社ニューバーガー・バーマンや米最大の公的年金基金、カリフォルニア州公務員退職年金基金(カルパース)などの投資家から支持を得ているとWSJ紙は伝えた。
原題:Disney Leading Proxy Fight With Half of Votes Counted, WSJ Says(抜粋)
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最終更新:4/2(火) 9:32
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