ヘルスケア＆メディカル投資法人が第18期決算、匿名組合出資持分の取得を発表

ヘルスケア＆メディカル投資法人（HCM）<3455> が、第18期（2024年1月期）決算を発表した。

第18期における物件取得はなし。減価償却費等賃貸事業費用の増加により、前期比1.7％減益。減価償却費の20％の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,235円と前期比1.4％減となった。

期末のポートフォリオは48物件、資産規模（取得額合計）は792億円、有利子負債比率は48.5％と前期より変動なし。

併せて匿名組合出資持分を取得することを発表した。裏付資産となる「プレザングラン夙川」は、兵庫県西宮市にある、2024年2月竣工の有料老人ホーム。鑑定価格は25.5億円。HCMは匿名組合出資持分の10％を98百万円で取得するとともに、2029年3月末を期限とする本物件の優先交渉権を取得する。更に追加出資を行う可能性も示す。

第19期（2024年7月期）は、「ノアガーデンA館」等5物件を取得。これによる賃貸収益が寄与するが、支払利息、減価償却費、修繕費の増加により、前期比0.4％減益を見込む。減価償却費の20％の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,235円と前期と同額となる見通し。

第20期（2025年1月期）は、資産運用報酬や投資主総会費用等の増加により、前期予想比2.2％減益を見込む。減価償却費の20％相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,175円と1.9％減となる見通し。

引き続き中期目標である資産規模1,000億円を目指す。