サウスウエスト航空が決算受け下落 旅客収入が予想下回る=米国株個別

4/26 1:29 配信

株探ニュース

(NY時間12:26)(日本時間01:26)
サウスウエスト航空 27.05(-2.26 -7.70%)

 サウスウエスト航空が下落。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、1株損益の赤字も予想以上に膨らんだ。旅客収入が57億ドルと予想を下回っている。同社は、ボーイングの航空機納入数の減少に起因する重大な課題に対処するために4つの空港で運航を停止し、希望退職を募り、成長を減速させた。

 旅行需要は伸び続けているが、昨年の拡大が大き過ぎたために同社は採算の合わないヒューストンのジョージ・ブッシュ国際空港、ワシントンのベリンハム国際空港、ニューヨークのシラキュース・ハンコック国際空港、メキシコのコスメル国際空港での運航を8月に終了することになった。これらの都市のうち3都市は、パンデミックの間に18都市を新たに就航させた成長著しい都市の一部であった。

 また、シカゴのオヘア国際空港とアトランタのハーツフィールド・ジャクソン国際空港の容量を削減するなど、他の市場も大幅に再編成する予定。

 同社は年内に737マックス8を20機導入する予定で以前は46機だった。今回の措置はボーイングの危機と生産制限が同社に打撃を与えていることを物語っている。ジョーダンCEOはボーイングの幹部と面会し、「ボーイングが問題を理解し、計画を立て、長期的にこの問題を解決することを約束していることを確認した」と語っていた。

(1-3月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.36ドル(予想:-0.31ドル)
・売上高:63.3億ドル(予想:64.2億ドル)
  旅客収入:57.1億ドル(予想:58.0億ドル)
・有効座席マイル:422.5億(予想:421.2億)
・有償旅客マイル:330.9億(予想:338.5億)
・有償搭乗率:78.3%(予想:80.3%)

(4-6月・第2四半期見通し)
・有効座席マイル:8~9%増
・有効座席マイル当りコスト(CASM):6.5~7.5%増

(通期見通し
・有効座席マイル:約4%増(従来:約6%増)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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最終更新:4/26(金) 1:29

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