【相場見通し】反落して始まるか、四半期末を控え持ち高調整

3/27 9:05 配信

トレーダーズ・ウェブ

 27日の香港市場は反落して始まるか。四半期末を控えた持ち高調整の売りが先行する展開が予想される。前日の米株安も投資家心理を冷やすだろう。米経済指標が強弱まちまちとなる中、ダウ平均など主要株価3指数がそろって上昇してスタートしたものの終盤に失速した。

 業績などの個別材料が出た銘柄の売買が中心の相場が続きそうだ。前日大引け後に2023年12月本決算を発表した万洲国際(00288)、BYD(01211)、薬明生物技術(02269)、中国蒙牛乳業(02319)、海底撈国際(06862)、農夫山泉(09633)の値動きが注目される。きょうはハンセン指数構成銘柄の中国工商銀行(01398)、中国人寿保険(02628)、碧桂園服務(06098)、海爾智家(06690)が決算を発表する予定。

 26日のNY株式相場は続落。今週は金曜日がグッドフライデーの祝日で休場となるため4日間の取引となるが、金曜日に米連邦準備理事会(FRB)が注目する2月個人消費支出 (PCE) 価格指数が発表されることで様子見姿勢が強まった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、美団(03690)、アジアを拠点とする保険会社のAIAグループ(01299)、新エネルギー車のBYDが香港終値を下回った。半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って終えた。

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最終更新:3/27(水) 9:07

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