東証グロ-ス指数は反発、買い一巡後は上げ幅を縮小/グロース市況
東証グロ-ス指数は反発、買い一巡後は上げ幅を縮小
東証グロース市場指数:797.12 (+4.14)
出来高:2億4361万株
売買代金:1125億円
東証グロース市場250指数:621.45 (+3.32)
出来高:7425万株
売買代金:678億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、グロース市場250指数はそろって反発、値上がり銘柄数は300、値下り銘柄数は233、変わらずは54。 本日のグロース市場は堅調な展開となった。前日5日の米国市場のダウ平均は427.28ドル高の42221.88ドル、ナスダックは259.19pt高の18439.17ptで取引を終了した。大統領選挙通過により不透明性が払拭されるとの期待に買われた。10月ISM非製造業景況指数の予想外の改善で、ソフトランディング期待を受けた買いも強まり反発した。米国株高を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。その後、取引時間中に米大統領選挙の投開票が進み、トランプ前大統領が激戦州を含め順調に選挙人を獲得していたことからトランプトレードが意識され、日経平均が後場一段高となった一方で、グロース市場指数・グロース市場250指数ともに後場は上げ幅を縮小する展開となった。目先プライム市場に注目が集まってグロース市場はやや蚊帳の外状態だった。円安進行を背景にプライム市場の主力株に買いが入るなか、内需企業の多い新興株の上昇は限定的だった。ただ、一部では決算発表などを好感された銘柄も散見された。 個別では、「アサイーボウル」が「新語・流行語大賞」候補に選出されたフルッタフルッタ<2586>が14%高に、株主優待が拡充され25年9月期の営業利益予想は前期比20%増と発表したクラウドワークス<3900>が14%高となった。また、軟骨無形成症治療薬の前期第2相臨床試験で顕著な効果確認されたリボミック<4591>が大幅に上昇した。時価総額上位銘柄では、フリー<4478>やGENDA<9166>などが堅調に推移、値上がり率上位には、Sapeet<269A>、データホライゾン<3628>、イメージ情報開発<3803>などが顔を出した。一方、直近大幅に上昇していたグロースエクスパートナーズ<244A>は利食い売りが優勢から16%安のストップ安で値下がり率トップに、24年12月期第3四半期の営業利益が前年同期比4.6%減となったJIG-SAW<3914>が7%安となった。また、前日大幅高となったドリコム<3793>が反落、時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やカバー<5253>などが軟調に推移、値下り率上位には、ストリームM<4772>、NPC<6255>、アイズ<5242>などが顔を出した。 東証グロース市場Core指数では、ジーエヌアイ<2160>、ウェルスナビ<7342>、フリーなど上昇した。
フィスコ
最終更新:11/6(水) 16:45