(ブルームバーグ): サーバーメーカー、米スーパー・マイクロ・コンピューターの1-3月(第3四半期)の売上高は、前年同期比で3倍増となったものの、市場予想をわずかに下回った。同社の事業が人工知能(AI)関連需要から恩恵を受けるとの高い期待を抱いていた投資家を失望させた。
4月30日の発表によれば、1-3月期の売上高は38億5000万ドル(約6080億円)。ブルームバーグがまとめたコンセンサス予想は38億6000万ドルだった。一方、一部項目を除いた1株利益は6.65ドルと、市場予想の5.58ドルを上回った。
AIのトレーニングやアプリケーション用の機器の需要が急増し、データセンター向けサーバーを製造するスーパー・マイクロの売り上げが押し上げられている。大企業との取引や高性能半導体の供給改善を背景に、同社の成長率はここ数四半期に上昇している。
今回の決算は、こうした熱狂を加速させるには十分ではなかった。株価は30日のニューヨーク市場の時間外取引で一時約13%下落。同社株は今年に入り3倍余り値上がりし、S&P500種株価指数の構成銘柄に採用された。ただ、株価は3月に同社が株式売り出しを発表した後に付けたピークからは約25%下落している。
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原題:Super Micro Sales Fail to Clear High Investor Expectations (3)(抜粋)
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最終更新:5/1(水) 9:53
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