トーセ、25年8月期は営業利益2億8000万円と黒字転換を計画 開発案件は複数進行、不採算案件一掃 引き合いは依然活発
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トーセ <4728> は、2025年8月期の連結業績について、売上高56億円(前期比21.3%増)、営業利益2億8000万円(前期は5億2200万円の損失計上)、経常利益2億6000万円(同5億100万円の損失計上)、最終利益1億6000万円(同2億6000万円の損失計上)と黒字転換を見込んでいる。
同社では、継続して取り組んでいる案件や2024年8月期に立ち上がった案件など複数の開発案件を着実に進行させることで増収を見込むほか、業績悪化の要因である不採算案件も一掃し収益改善も行う。
セグメント別では、主力のデジタルエンタテインメント事業は、売上高が同21.3%増の51億7000万円、営業利益が1億9500万円(前の期5億9400万円の赤字)と黒字転換する見通し。
前期2024年8月期には複数の開発案件が中止や失注となって苦しめられたが、家庭用ゲームソフトの開発に関する相談や依頼は引き続き寄せられており、新規受注に向けての活動を精力的に推進しているという。
さらに2023年8月期以前から取り組んできた開発案件や2024年8月期に立ち上がった案件がそれぞれ複数、進行しているそうだ。なかには2025年8月期の前半にリリースが予定されているものや、海外顧客からの海外市場をターゲットとした案件もあり、これらの開発を着実に進めていく。
また、2024年8月期に複数の顧客においてゲーム開発の方針や考え方が転換したことで、今後も顧客による開発中の案件の見直しや、承認プロセス長期化によって開発進行の乱れが生じる可能性が考えられるが、同社としても損失防止策を進めていく考え。
具体的には、プロジェクト管理ルールの強化と徹底には2024年8月期より取り組んできているという。2024年9月にはプロジェクトマネジメント支援室を別途立ち上げ、開発を進めているプロジェクトチームとは別の視点から進捗と品質をモニタリングして適正な開発進行と、トラブルになりそうな場合の早期対策を徹底していく。
育成中のその他事業は、売上高は同21.9%増の4億3000万円、営業利益が同18.4%増の8500万円と増収増益を見込む。
SI事業において従前より教育関連に注力してきたなか、2024年8月期の末頃より新たな教育関連のシステム開発案件を進行させている。他にも複数の案件に取り組む予定であり、非ゲーム分野での事業の拡大を進めたい、としている。
gamebiz
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最終更新:10/18(金) 12:26