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「世界一マックを楽しむ」アラフィフ主婦の“秘策” マクドナルドの定番メニューも、一手間加えると「レストラン!?」と思うほどの豪華さに!

5/19 9:21 配信

東洋経済オンライン

ロスジェネ世代で職歴ほぼなし。29歳で交通事故にあい、晩婚した夫はスキルス性胃がん(ステージ4)で闘病中。でも、私の人生はこんなにも楽しい。なぜなら、小さく暮らすコツを知っているから。
先が見えない時代でも、毎日を機嫌よく、好きなものにだけ囲まれたコンパクトライフを送る筆者の徒然日記。大好評の連載第13回です。
 東京都港区、高層ビルの狭間にひっそりたたずむ古くて小さなマンションの1部屋、12畳1ルームに夫婦2人と猫と預かり犬で暮らしています。決して裕福な暮らしではありませんが、“ささやかな贅沢”と“遊び心のある節約”をモットーに、自分で自分を楽しませることにいとまのない日々です。

 本日は「私にとってのささやかな贅沢と遊び心のある節約って具体的にどんなもんなの?」っていうのをご紹介したいと思います。

■ファストフード店の看板メニューがごちそうに変身

 「安さばかりを求めるお前みたいなやつが、日本をダメにした」みたいなお叱りのヤフコメをいただいてしまいそうですが、貧乏性(性分だけでなく現実もやや貧乏)のため、手頃な価格で手早くおいしいものが食べられるファストフードが大好きです。

 【画像】マクドナルドの定番メニューも、一手間加えると「レストラン!?」と思うほどの豪華さに! 「すき家の牛丼」もおしゃれに変身! …その様子を見る(画像10枚)

 特に看板メニューが好き。だいたい全てのお店において看板メニューというものは、価格設定が安めに設定されているうえにおいしいと相場が決まっています。

 それらをテイクアウトしてちょい足しして、ごちそう気分を楽しむというのが、我が家定番の”ささやかな贅沢”です。

■朝マックに野菜を追加すれば、おいしさも栄養バランスもアップ

 野菜不足が気になるときに作るのが、「マクドナルド」の朝限定バーガー「ソーセージマフィン」をアレンジしたオープンサンドです。

 作り方は簡単。冷蔵庫の中に残っている野菜を適当に挟んで食べるだけ。

 生のレタスやトマト、きゅうり、玉ねぎなどハンバーガーに馴染みのある食材はもちろんのこと、ゆでたキャベツでももやしでもおいしいし、炒めたきのこや瓶詰めのシナチクなど、とりあえず何でもいいです。

 「ソーセージマフィン」はソースなしで、ソーセージパティの塩味で食べるタイプのハンバーガーなので、野菜との相性が抜群で、それぞれの素材の繊細な味とのコントラストを感じることができるのが魅力。

 いろんな味をバーガーに挟んで食べると、口の中で食材のハーモニーがケミストリーを起こし、抜群においしくなるんです。意外な組み合わせが相性がよかったり、味の足し算をしていくなかで、新しい発見があるのも楽しい。

 卵があるときは目玉焼きがあると、なお豪華になります。

 何せ「マクドナルド」で注文すれば、税込180円の「ソーセージマフィン」に目玉焼きを挟んだ「ソーセージエッグマフィン」にグレードアップすると、140円アップの税込320円と、1.8倍の値上げです。

 卵が高騰してるといえども、お家で目玉焼きを焼いたほうがリーズナブルですし、黄身を好みの半熟加減にできるのも嬉しいポイント。

 2022年までは税込110円だったので「スーパーの惣菜パンより安い」ということで、ほぼ毎週末このスペシャルプレートを楽しんでいたのですが、あれよあれよと値上げを繰り返し、現在は税込200円(都心価格)となってしまいました。

 しかし、冷静に考えれば200円ってまだまだ安い。

■テイクアウトをリメイク、手間とコストの絶妙バランス

 「超熟イングリッシュマフィンなら4個入り200円だぞ! ソーセージマフィンより安く作れる」というご意見もあるとは思いますが、イングリッシュマフィンが手に入っても、近所のスーパーにソーセージパティが売っていないのです。

 コストコで大袋で売っているのは知っていてもコストコは遠いし、そもそもミドルシニア2人暮らしの家庭に大袋のソーセージパティは無用の長物です。

 家の近所の「マクドナルド」でテイクアウトしたまだ温かいバーガーに、ちょこっとだけ手間をかけるのが、我が家にとっては手間とコストの絶妙バランス。

 ハンバーガーに自分で野菜を載せるしかけも休日の朝にはとても楽しく、たっぷり野菜も取れるうえに、見た目も豪華。目玉焼きを焼いて、野菜をお皿に並べるぐらいならさして面倒でもない。冷蔵庫もスッキリするという、いいことずくめの”ささやかな贅沢”です。

 「ソーセージマフィン」は値上がりしたこともあり、以前ほどは頻繁に食べなくなりましたが、その代わりに我が家でプチブームになっているのが「牛丼ミニ」。

 「すき家」の何も載っていない定番の牛丼を小盛りサイズでテイクアウトして、その上にあれやこれやをモリモリにトッピングして食べています。

 必ず載せるのはオクラ。牛丼に載せるためだけに冷凍カットオクラを冷凍庫に常備しているほどです。あと夫が喜ぶのがミニサイズの充てん豆腐にめんつゆとわさびを入れてぐちゃぐちゃにした白あえ的なやつ。

 他にもおひたしや、前日の残り物の煮物、炒めたカット野菜など、これまた冷蔵庫に残っているあれこれで、食い合わせ的に事故らなそうなものを載せて食べています。

 牛丼の濃厚な甘辛いしょうゆ味は、何と合わせてもほぼハズレなし。「すき家」のメニューでも、⚪︎⚪︎牛丼という名目で、上に何かしらを載せたものを多数販売しているのがその証拠です。何を載せて食べても牛丼の味が勝つので、大船に乗った気持ちであれこれ載せてみてください。

■自分で作るより安くておいしい牛丼を、一手間かけて健康的に

 牛丼もいつの間にか値上げされて数年前より高くはなっていますが、牛肉と玉ねぎを買って2人前だけを作った際の原価と手間を考えれば、決して高くはありません。しかも家で作った牛丼よりもだんぜん「すき家」のほうがおいしい。

 毎回レシートに、次回使える30円引きのクーポンがもらえる、アンケートのURLが掲載されているのでそれを使えば、税込380円の「牛丼ミニ」がちょこっと安く買えます。

 「安くておいしいけど米と肉だけでジャンクすぎるよな~」という罪悪感を和らげてくれるのが、野菜を中心としたトッピング具材の追加です。ほんのちょっとの手間で栄養バランスも整い、さらにおいしくなる。

 自炊した場合、野菜は外食するよりも断然安いのに、お米と肉は外食とさして価格差がない場合も多いので、「主食はテイクアウト、野菜は冷蔵庫」というのが、家事の手抜きも兼ねた”遊び心のある節約”のひとつです。

■テイクアウトにちょい足しできるのは駅チカの恩恵

 もちろん一から自炊もしますし、いつもファストフードばかり食べている訳ではありません。でも、コンビニ弁当を食べたり、スーパーでお惣菜を買うぐらいなら、ファストフードのコスパのいいメニューにちょい足しで料理をするほうが安くておいしいことも多いので、後ろめたく思うどころかあえて積極的に食べています。

 実はこれも、小さく暮らしている恩恵なんです。

 近所に安くておいしい店が揃っているのは、家が狭い分、安い価格でアクセスのいい場所に住めているから。自宅から徒歩5分ほどの場所にターミナル駅があり、付近には大手のファストフード店がズラリ。

 最寄りの「マクドナルド」と「すき家」までバイクで20分という立地に住んでいた頃は、そもそもこんな発想はなく、自炊orコンビニorインスタントという選択肢しかない状態だったため、家は小さくても、環境に恵まれている現在のほうが暮らしやすいなと感じています。

 年を重ねていくうえで、家事(とくに料理)はどんどんおっくうになっていきます。「うまいこと楽しみながら手を抜いて、そのうえ安くておいしかったら最高じゃん!?」という心持ちで、“ささやかな贅沢”と“遊び心のある節約”に取り組む日々です。

東洋経済オンライン

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最終更新:5/19(日) 10:11

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