三井海洋、ティラド、日野自など/本日の注目個別銘柄

4/22 16:30 配信

フィスコ

現在値
クリレスH1,416+4
三井海洋開4,890+15
アマノ4,231+56
IDOM1,040-6
オリンパス1,872-32

<6269> 三井海洋 3990 +375
急伸。エクソンモービルより、南米ガイアナのスターブルーク鉱区、ハンマーヘッ
ドフィールド向けFPSO設備の契約を受注したと発表。これは、日量15万バレルの原
油生産能力を有し、同社米子会社のSOFECが設計・建造するスプレッド・ムアリング
により、水深約1025mの海上に係留される予定となっている。2029年の早期生産開始
が計画されているもよう。受注額は不明ながらも業績インパクトを期待する動き
に。

<6436> アマノ 3989 +172
大幅反発。前日に25年3月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の
210億円から230億円、前期比17.5%増に引き上げ。パーキングシステム事業におい
て、コロナリオープニングの需要に加え、新紙幣発行対応の需要も想定より前倒し
で進んでいるもよう。海外グループ会社の円安効果なども寄与。また、業績上振れ
に伴って、年間配当金も従来計画の145円から175円、前期比40円の増配へと引き上
げ。

<3387> クリレスHD 1464 -23
大幅反落。いちよし証券ではレーティングを「B」から「C」に引き下げ、フェアバ
リューは1200円を継続としている。現在の株価水準が前回レポートに対して2割以上
上昇し、フェアバリューからの乖離率が広がったことがレーティング引き下げの要
因。また、中長期的な成長の見方は変えていないとしているが、26年2月期営業利益
は、従来予想の119億円から会社計画並みの96億円に引き下げている。

<7733> オリンパス 1758 -35
大幅続落。ジェフリーズ証券では投資判断を「バイ」から「ホールド」に格下げ、
目標株価も3300円から1900円に引き下げている。米国の関税、円高、競争激化など
が重しになるとして、26年3月期業績予想をコンセンサス以下の水準にまで引き下げ
ているもよう。同社は売上高の42%を北米に依存しており、日本の医療機器メーカ
ーの中で、米国の関税の影響を最も受けると予想している。

<7599> IDOM 1054 +48
大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断「オーバーウェイト」継続
で、目標株価を2100円から2200円に引き上げている。26年2月期営業利益予想を220
億円から230億円、前期比16%増に上方修正、会社計画221億円からの上振れを予想
としている。過度な値引きの抑制などにより車両単体粗利の改善が進んでいるよう
だ。決算発表後の株価下落は押し目買いのチャンスと位置付けている。

<2373> ケア21 394 -7
一時急伸も値を消しマイナス圏に。投資有価証券売却益2.5億円の計上を発表。これ
に伴い、上半期純損失は従来予想の4億円から2.5億円に、通期純利益は1億円から2.
5億円に上方修正した。売上高や経常利益はそれぞれ据え置いた。有価証券売却に関
しては、財務体質向上を図ることが目的。最終益黒字化確度が高まったことで買い
安心感も、すぐに値を消し前日終値を割り込んで推移した。

<3753> フライト 236 +9
大幅続伸。本人確認ソリューションの「マイ・ベリフィスト」が、ソフトバンクの
運営するソフトバンクショップに採用され、全店で運用が開始されたと発表してい
る。契約時に必要な本人確認において、「マイ・ベリフィスト」によるデジタル技
術を導入することで、本人確認の厳格化と不正防止を実現することができるもよ
う。業績へのインパクトを期待する動きが先行している。

<4814> ネクストウェア 181 -3
大幅反落。次世代ドローン・セキュリティの実証試験に成功と前日に発表、本日も
引き続き買い材料視された。同社とZenmuTech、アイ・ロボティクスの共同チーム
が、ドローンに秘密分散技術を搭載し飛行中のリアルタイムデータを高度に保護す
る実証試験に成功。これにより、ドローンが送受信する映像や機体内の記録データ
など、情報漏えいを防ぐシステム構築への目途が立ったようだ。今後の業績寄与を
期待する動きに。

<7236> ティラド 3625 +330
急伸。前日に25年3月期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の
40億円から74億円、前期比70.1%増に引き上げ。米国子会社の収益性改善、及び米
国・欧州・アジア子会社における売上増加に加えて、、品質不具合に関連する発生
見込費用、減価償却費なども下振れたもよう。第3四半期までは減益決算であったこ
とから、足元の収益改善は想定以上との見方が優勢に。

<7205> 日野自 453.3 +24.7
大幅続伸。独ダイムラートラック傘下の三菱ふそうトラック・バスと経営統合する
方向で調整に入ったと伝わった。持ち株会社を設立し、来年4月を目標に上場を目指
すもよう。もともと昨年末までの経営統合で基本合意していたが、同社のエンジン
認証不正への対応長期化で、契約締結が延期されていた。会社側では、検討を進め
ているが、決定した事実はないとしている。スケールメリットやコスト低減などの
シナジー期待が先行へ。
《ST》

フィスコ

最終更新:4/22(火) 16:30

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