後場コメント No.2　ダイセキ、テンダ、いい生活、ＩＩＪ、ツガミ、住友鉱

★12:46　 ダイセキ－東海東京が目標株価を引き下げ　ポイントはダイセキ単体のリサイクル製品販売増加
　ダイセキ<9793>が続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、注目ポイントはダイセキ単体のリサイクル製品販売増加と指摘。投資判断は「Outperform」を継続し、目標株価は4530円→4250円に引き下げた。

　東海東京では、注目ポイントとして、(1）ダイセキ単体において燃料系リサイクル製品の販売増加および売上総利益率の改善が見込まれること、(2）26/2期は子会社ダイセキ環境ソリューションの業績回復が見込まれること、(3）中長期での堅調な業績推移見通しを株価は十分に織り込んでいないとみられ、現在の株価水準は割安さが感じられることの3つを挙げた。

★12:46　 テンダ－後場上げ幅拡大　「信長の野望 天下への道」事前登録受け付け開始
　テンダ<4198>が後場上げ幅拡大。同社は22日12時30分、子会社のテンダゲームスとＫｉｎｇｎｅｔ（中国）が開発を進めているスマートフォン向けゲーム「信長の野望 天下への道」について、同日より事前登録の受け付けを開始したと発表した。

　コーエーテクモホールディングス<3635>傘下のコーエーテクモゲームスが著作権および知的財産権を保有する「信長の野望・天道」の正式ライセンスを受けており、パブリッシャーはグラビティゲームアライズ（東京都中央区）となる。2025年に配信を開始する予定としている。

★12:57　 いい生活－4日続伸　3月度の売上高18％増
　いい生活<3796>が4日続伸。同社は21日、3月度の売上高は速報値で3億2300万円（前年同月比18.4％増）だったと発表した。12カ月累計の売上高は30億2800万円（前年同期比7.8％増）となった。

★12:59　 ＩＩＪ－後場急騰　不正アクセス事案　漏えい数586契約　第一報では最大6493契約
　インターネットイニシアティブ<3774>が後場急騰。同社は22日12時、法人向けに提供するメールセキュリティサービス「IIJ セキュアMXサービス」への不正アクセス事案について、調査の結果を発表した。

　漏えい事実が確認された契約数は、同サービスで作成された電子メールのアカウント・パスワードの漏えいは123契約、サービスを利用して送受信された電子メールの本文・ヘッダ情報の漏えいは6契約、サービスと連携して動作するように設定されていた他社クラウドサービスの認証情報の漏えいは488契約となり、重複顧客を除くと586契約だった。
　
　第一報で漏えいの可能性があると説明していた契約数は最大で6493契約、メールアカウント数407万2650件（今回調査で31万1288件が該当）だったため、従来よりも漏えい数が少なかったことを受けて株価は買われる展開となっている。

★13:03　 ツガミ－後場急騰　前期営業益を上方修正　増配も発表
　ツガミ<6101>が後場急騰。同社は22日13時、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の185億円から233億円（前の期比77.5％増）に、期末配当予想を27円から32円（24.3期末は24円）に引き上げると発表した。

　中国市場をはじめとして多少の動きが見られた。全体的には不透明感の否めないなかで各拠点において着実に事業を推進した結果、従来予想を上回る見込みとなった。年間配当予想は59円（前の期は48円）となる。

★13:25　 住友金属鉱山－大幅高　NY金先物が初の3500ドル乗せ　ＡＲＥＨＤなども高い
　住友金属鉱山<5713>が大幅高。金価格の上昇が材料視されている。

　相互関税を巡る世界的な景気懸念などから安全資産とされる金の価格が上昇しており、最高値更新を続けている。直近ではトランプ米大統領がパウエル連邦準備制度理事会（FRB）議長の解任を検討しているとの報道を受けて、ドルの信認低下を懸念する声が拡大。また、トランプ氏が改めて利下げを求めたことも金の買いに拍車をかけている。
　
　22日も金価格は高値を更新しており、ニューヨーク商品取引所（COMEX）で取引の中心となる6月限の価格は1トロイオンス3500ドルを突破した。金鉱山を所有する同社にも買いが入っており、金価格の上昇につれて後場一段高となっている。貴金属リサイクルを手掛けるＡＲＥホールディングス<5857>やアサカ理研<5724>なども高い。