仕事、人間関係、恋愛、健康……生きていく上で悩みは一生尽きないもの。ところが、登録者数53万人を誇る筋トレコンビYouTuber「まめたま」は、筋トレによって悩みの9割が解決したと断言する。ガリガリの貧弱ボディを捨てて、大胸筋の谷間も美しくパンプアップした2人に、なにがあったのだろうか。※本稿は、まめたま『おはよう、新しい朝、新しい僕、新しい筋肉。』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。
● 人生の悩みの9割は 筋トレで解決できる
「人生の悩みの9割は、筋トレで解決できます!」。
僕らが断言したらあなたはどう思うでしょうか。
「そんなわけないじゃん!」と笑う人もいるかもしれませんね。ですが、本当に解決できるのです。僕たちは真剣に、そう考えています。
当たり前ですが、悩みというのは人それぞれ異なります。10代なら10代の、20代なら20代のそれぞれ抱える悩みもあるだろうし、年代を問わず共通した悩みもあるでしょう。その中でも、多くの人が抱える大きな悩みとしては、以下のことがあるのではないでしょうか。
・仕事
・人間関係
・異性(恋愛)
・自己実現
・コミュニケーション
・健康
このような悩みというのは、一生尽きないかもしれないですね。
ですが、もしこれらの悩みが“9割解決できてしまう魔法の対処法”があったとしたらどうですか?めちゃくちゃ魅力的に思えませんか?その魔法の対処法が「筋トレ」なんです。
● 一生尽きない悩みを解決する 魔法の対処法「筋トレ」
筋トレにより、僕らの人生や生活は大きく変わりました。筋トレは、直接的、もしくは間接的に人を変える力を持ちます。
わかりやすいところだと筋トレは、まず体を変えてくれます。
男性だと、筋肉がついて体が大きくなると、それが自信に変わる人がとても多いです。人間は本能的に、自分より体の大きな人に対して、横柄な態度をとることはしません。
極端な話、もし誰かに絡まれたとしても、「僕には筋肉があるし大丈夫だろう!」と思えるのです。子供じみていると言われればそうかもしれませんが、そういう小さな自信を持てるだけでも、今より新しい自分になれると思いませんか?
また、それは女性も同じです。女性の場合は、筋トレにより体が引き締まり、スタイルが良くなります。体が変わり始めると、自信が生まれ、表情やファッションも変わる人が多いのではないでしょうか。
筋トレをして体が変わると、確実に自信がつきます。それは性別や年齢はまったく関係がありません。
そして、“自ら努力をして体を変えた”という事実が何より自分にとって強い信頼につながるのです。自分のことを「頑張ればできる人間」と心から思えますし、生まれ変わったような気持ちになるはずです。
そうなると、次第に見える景色が変わり始め、筋トレをする前の自分とは見違えるような別人になっていると感じるでしょう!
● 筋トレをしていると自然に 脳や心を休めることができる
筋トレはストレス解消にも一役買います。筋トレは、体感的にキツいことがほとんど。そのため、筋トレしている時の意識は100%筋肉に向かいます。
真剣に筋トレをしながら、頭で別のことを考えることは、おそらく誰もできません。ということは、その間、悩みやストレスから意識は解放されることになります。つまり、筋トレをしていると、自然と脳や心が休まるのです。
体を休めることが大切なように、脳や心を休めることも大切です。しかし、人は自分の意識をコントロールすることができません、考えたくなくても考えてしまうことは、誰もが経験したことがあるでしょう。
また、現代人は四六時中SNSを気にしています、デジタルデトックスの必要性を感じながらも、スマホが手放せず、その葛藤を抱える人も多いはず。そんな悩みも、筋トレが解決してくれます。筋トレをしている間はスマホをいじる余裕もありませんから、その間は強制的にデジタルデトックスができます。
筋トレをすると以前より悩みやストレスが小さくなったようにも感じます。悩みやストレス自体は何も変わらなかったとしても、思っていたほど深刻ではないように感じるのです。おそらく、筋トレで頭と心がクールダウンするのでしょう。
人は知らず知らずのうちに、悩みやストレスを肥大化させるもの。悩みや不安でしんどくなったら、一度騙されたと思って筋トレをしてみてください。
● コツコツと筋トレするだけで 仕事にも恋愛にも良い結果が
筋トレをすると自己管理能力と継続力を身につけることができます。
まず筋肉をつけるためにはコツコツと筋トレを継続しなければいけません。それだけではなく、タンパク質は何g摂ってとか、睡眠時間はどれくらいか、といったような筋トレ以外の自己管理が筋肉をつける上で重要になってきます。
仕事で成果を出すためには自己管理能力や継続力といった力は非常に重要なので、筋トレをした結果、仕事でも成功するといった一石二鳥以上のことが起こります。
また、異性とのコミュニケーションに関する悩みも大概のものは筋トレが解決してくれます。筋トレをするようになってから、女性の方から「筋肉を触らせてください」と言われ、そこからコミュニケーションが一気に増えました。
筋トレはコミュニケーション力さえも向上させてくれる。僕らはそう確信しています。
● 筋トレをすると分泌される 幸せを感じる脳内ホルモン
運動や筋トレをすると、気持ちが高まることはありませんか?
実はこれはトレーニングにより分泌された「セロトニン」や「ドーパミン」などの脳内ホルモンの影響だということがわかっています。それぞれホルモンの役割を簡単に紹介しましょう。
まず、セロトニン(serotonin)。脳内の神経伝達物質の一つ。他の神経伝達物質である「ドーパミン(喜び、快楽など)」や「ノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)」の情報をコントロールし、精神を安定させる働きがある。「セロトニン」が低下すると、攻撃性が高まったり不安やうつ、パニック障(パニック障害)などの精神症状を引き起こしたりすると言われている。
そしてドーパミン(dopamine)。神経伝達物質の一つで、快く感じる原因となる脳内報酬系の活性化において、中心的な役割を果たしている。「ドーパミン」は強い苦痛を感じた場合に大量に分泌されるため、脳内麻薬とも言われている。
「セロトニン」や「ドーパミン」が減少すると、精神的に不安定になり、ちょっとしたことでイライラしやすくなると言われています。また、不安定になることで社会性の低下という問題を招く恐れもあります。
しかし筋トレを継続させることで、二つの脳内ホルモンが分泌され、精神的負荷の軽減につながることを証明する論文は多数発表されています。
つまり、筋トレによる脳内ホルモン分泌と、それにより得られる効果については、科学的な証明がされているということです。
● 睡眠や生活の質の向上が 期待できる筋トレ
筋トレにより分泌される脳内ホルモンはまだあります。それが「β―エンドルフィン」です。気分が高まり、幸福感を得る作用があるとされているのですが、筋トレを継続することで、達成感を得て、なおかつ自尊心を高めることにつながります。
ベータ・エンドルフィン(β-endorphin)とは、脳内で働く神経伝達物質「エンドルフィン」の一つで、モルヒネと同じような作用をする物質。「エンドルフィン」にはアルファ(α)、ベータ(β)ガンマ(γ)の3つがあり、「β―エンドルフィン」はその中でも苦痛を取り除く時に最も分泌される。マラソンなどで苦しい状態が一定時間以上続くと、脳内でそのストレスを軽減するために「β―エンドルフィン」が分泌され、やがて快感や陶酔感を覚える「ランナーズ・ハイ」と呼ばれる現象が知られている。
脳内ホルモンを上手く分泌させるには、少し息があがるくらいの有酸素運動と、筋トレを組み合わせるといいと言われています。
また筋トレや運動をすることで、体が適度に疲労しますが、その疲労は睡眠の質を上げることにもつながります。睡眠の質が上がれば、それだけ心身もしっかりと回復しますが、その疲労は睡眠の質を上げることにもつながります、睡眠の質が上がれば、それだけ心身もしっかりと回復しますから、筋トレは生活の質自体もアップさせる効果があるということです。
何をするにおいても、「やる気」「意欲」が大切ですが、これを意志の力だけで持ち続けるのは無理があります。人間は誰しも環境や状況の変化による影響を受けながら生きるもの。意志の力だけで、やる気の維持をさせるのは難しいのです。
だからこそ、筋トレを生活に取り入れてみてください。
ダイヤモンド・オンライン
最終更新:5/8(水) 17:02
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