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◆今日の内容を10秒でチェック!
・日経平均は伸び悩み4日ぶり反落…米経済拡大でS&P500最高値
・資源高で住友鉱などに買い、JR東日本と伊藤忠が提携
・12月末基準で40社が株式分割、値がさのソフトバンクGも
●【1】今日の株式相場&話題株 早わかり!
伸び悩み4日ぶり反落…米経済拡大でS&P500最高値
【今日の相場】
日経平均株価は4日ぶり小幅反落! 16日の米国市場では主要株価指数がそろって4日続伸し、S&P500指数は過去最高値を更新した。7〜9月期の実質国内総生産(GDP、速報値)が前期比年率4.3%増と市場予想を上回り、経済は順調に拡大していると受け止められた。一方で消費者心理の悪化が続き、利下げ期待は大きく後退しなかったようだ。今日の日経平均株価も米株高の流れを引き継ぎ、前場は一時200円を超える上昇となった。ただ、クリスマス前に海外投資家の取引参加が限られた上、為替相場が円高推移したことも重石となって伸び悩み、後場にマイナスへ転じた。東証プライムの売買代金は3兆9281億円で、7月14日以来の少なさだった。
日本株にとっては米株高が追い風となる一方、やはり政府の円安けん制もあって為替相場の動向が焦点となりそう。X(旧ツイッター)の音声チャット「スペース」でこうした年末相場の注意点を解説したので、改めて参考にしてほしい。なお、今晩の米国市場はクリスマス前日で短縮取引となり、25日は日銀の植田和男総裁の講演が予定されている。
【日経平均】50344.10円→
(-68.77円)
【グロース250】663.46→
(+0.07)
【NYダウ】48442.41ドル→
(+79.73ドル、23日)
【ナスダック】23561.844↑
(+133.015、23日)
【今日の話題株】
◆住友金属鉱山(5713)
6488円(+439円)
業種別では非鉄金属が値上がり率トップ。ロンドン市場の銅先物やNY市場の金先物がそろって過去最高値を更新し、資源高の追い風に期待した買いが入った。銅は主要鉱山での事故に加え、トランプ米政権の関税政策への警戒感もあり、供給リスクが意識されているという。また、金は地政学リスクの高まりや米利下げ観測が価格上昇につながっているようだ。
◆JR東日本(9020)
4129円(+49円)
伊藤忠商事と不動産分野における戦略的提携で基本合意書を締結。双方の子会社であるJR東日本不動産(JERE)と伊藤忠都市開発(IPD)の経営統合に向けた協議を進めていく。JEREは沿線を中心とした不動産の取得・開発、IPDは「クレヴィア」ブランドの分譲住宅や賃貸不動産開発に取り組んできたが、本提携で鉄道と商社のシナジーによる不動産事業の飛躍的な成長を目指す。
◆日本オラクル(4716)
1万3390円(-465円)
米オラクルの日本法人で、データベース管理ソフト大手。2026年5月期の上期(6〜11月)決算で、営業利益が前年同期比1.8%増の426億円となった。クラウドサービスの増収加速を評価する声もあり、株価は朝方に一時1万4225円(+370円)まで上昇。ただ、営業利益が市場予想にやや届かなかったことなどから、サプライズは限定的と受け止められたようだ。
●【2】水曜コーナー「ザイアナリスト小林大純『気になるあの株! 』」
12月末基準で40社が株式分割、ソフトバンクGも
今年4月に東証が「個人投資家の求める投資単位の水準は10万円程度」とする報告書を公表。これを受け、最低投資額の引き下げにつながる「株式分割」に踏み切る企業が増えている。12月末基準では40社が株式分割を実施する予定だ。従来は投資額が高く、投資を見送らざるを得なかった銘柄も、株式分割で手が届くようになる可能性がある。
今年のAI(人工知能)相場をけん引したソフトバンクグループも、12月末基準で1→4株の分割を実施する。足元では投資先の米ハイテク企業をめぐる懸念がくすぶり、10月29日に付けた上場来高値2万7695円(取引時間中)から下落したとはいえ、現在の株価(1万7525円)も年初来で+90.80%という水準だ。今回の株式分割で最低投資額は40万円台となる見込み。主力ハイテク株は値がさ株(=株価水準の高い株)が多いため、ソフトバンクGの投資ハードルが下がるのは個人投資家にとって望ましいことだろう。半導体パッケージ基板のイビデンも今年大きく値上がりした銘柄で、今回1→2株の分割を実施する。
その他の時価総額の大きい銘柄では、伊藤忠商事が1→5株、ブリヂストンや住友不動産が1→2株の分割を実施する。伊藤忠の最低投資額は20万円未満となる見込み。非資源事業の優位性が評価され、時価総額は総合商社トップだ。また、引き続き株式分割で株主優待が利用しやすくなるケースも。マブチモーターは千葉県・香川県などの県産品や寄附から選べる優待を設けているが、分割後100株でも500円相当の優待がもらえる(1年以上の継続保有が条件)。期間限定ながら優待復活を打ち出して注目されるマルハニチロも1→3株の分割を実施するので、優待取得のハードルが下がるのはうれしい(2026年3月末基準の優待内容は12月3日号参照)。
表外ではあるが、伊勢化学工業は1→10株、UTグループは1→15株という大型分割になる。特にUTグループは最低投資額が2万円前後まで下がる。製造業向け人材サービスは人材不足や米関税政策の影響を受けるが、5%を超える配当利回りが魅力。また、伊勢化学は「曲がる太陽電池」ペロブスカイト太陽電池の原材料であるヨウ素で高シェアを誇る。
なお、12月末基準での株式分割の権利付き最終売買日は26日で、翌営業日の29日から分割後の株価で取引が始まる。
(ザイアナリスト 小林大純)
ザイ編集部
最終更新:12/24(水) 20:10