積水ハウス・リート投資法人がガーデンシティ品川御殿山等3物件を売却、プライムメゾン湯島等住宅7物件を取得、業績予想を修正

積水ハウス・リート投資法人 <3309> が、物件入替えを発表した。

売却する物件は、「ガーデンシティ品川御殿山」「本町ガーデンシティ（ホテル部分」「本町ガーデンシティ（オフィス部分）」の3物件。売却額は計1,268.5億円。3期に分割して売却する。
ガーデンシティ品川御殿山は主要テナントの退去により2024年8月に稼働率が49.8％となることから売却方針を示していた。売却損82.89億円が発生するため、本町ガーデンシティのホテル部分とオフィス部分を売却し、売却益136.22億円を計上し、分配金の安定化を図る。

併せて「プライムメゾン湯島」等都内の住宅7物件の取得を発表した。取得額合計は285億円。

これらに伴い業績予想を修正。
第19期（2024年4月期）は、ガーデンシティ品川御殿山の51％と本町ガーデンシティ（ホテル部分）を売却、住宅7物件を取得する。売却益68.32億円が発生するが、売却損42.33億円及び減損損失40.08億円計上により、12月に公表した業績予想に対し39.6％減益を見込む。税会不一致に伴う一時差異等調整引当額41.75億円を利益超過分配として計上し、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,038円となる見通し。

第20期（2024年10月期）は、ガーデンシティ品川御殿山の残49％、本町ガーデンシティ（オフィス部分）の65％を売却する。住宅7物件の通期稼働、物件売却益78.22億円計上により、前回予想比53.6％増益を見込む。前期の一時差異等調整引当額の戻し入れを行い、1口当たり分配金は1,732円と前回予想と変わらない見通し。

なお、第21期（2025年4月期）に本町ガーデンシティ（オフィス部分）の残35％を売却する。業績予想は未公表。