本土大引け:続伸で1週間ぶり高値、終盤に上げ幅拡大 貴金属株などに買い

3/29 16:28 配信

トレーダーズ・ウェブ

 29日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比1.01%高の3041.17ポイントだった。深セン成分指数は0.62%高の9400.85ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8585億9400万元だった。

 上海総合指数はほぼ終日プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大すると、終値は22日以来、1週間ぶり高値だった。半導体を巡る米中の対立激化などが警戒されたが、中国政府による景気対策への期待は強いほか、最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がった。一方、決算発表を受けて個別物色の動きも活発だった。セクター別では、貴金属や採掘、造船が全面高となったほか、石油や宝飾も買われた。半面、ゲームや文化・メディア、不動産開発などが売られた。

 A株市場では、金価格の上昇を受けて紫金鉱業集団(601899)や山東黄金鉱業(600547)が買われたほか、原油相場の上昇を受けてペトロチャイナ(601857)やCNOOC(600938)も高かった。小米集団(01810)が同社初となる電気自動車(EV)を発表したことを受け、関連銘柄とされる上海凱衆材料科技(603037)なども大幅高だった。半面、三七互娯網絡科技集団(002555)や完美世界(002624)などが売られた。

 上海B株指数は0.40%高の253.94ポイント、深センB株指数は0.08%高の1085.06ポイント。

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最終更新:3/29(金) 16:28

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