新NISAで読売株価指数の活用検討を=自民議連で岸田氏
Yoshifumi Takemoto
[東京 5日 ロイター] - 自民党の資産運用立国議連(会長:岸田文雄前首相)が5日会合を開き、読売新聞が3月から算出を開始する新株価指数「読売333」について読売側からヒアリングを行った。
読売側は同指数について、中小型株・地方企業にも焦点を当てることで、大企業の株価の動きに左右されやすい日経平均とは異なった動きをすると期待されると説明。これを受けて岸田氏は「333という指数を活用して新NISA(少額投資非課税制度)が国民の利便性につながるような取り組みを考えてほしい」と述べたという。
新NISAは海外株で運用する投資信託への人気が高く、「333指数を活用した投資も加えれば地方の成長企業に資金が回りやすくなる」との指摘も出席議員から出たという。
会合終了後、議連の事務局を務める神田潤一議員と小林史明議員が明らかにした。
ロイター
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最終更新:2/5(水) 10:46