〔米株式〕NYダウ反発、320ドル高=ナスダックも高い(15日午前)

4/15 23:17 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】週明け15日午前のニューヨーク株式市場は、5営業日続落した後を受けて買い戻しが先行し、反発している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時現在、前週末終値比320.60ドル高の3万8303.84ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は110.75ポイント高の1万6285.84。
 前週末までに5営業日続落した反動から、売り込まれた銘柄を中心に安値を狙った買い戻しが先行している。米金融大手ゴールドマン・サックスは大幅高。15日発表した2024年1~3月期決算が増収増益となった。米メディアによると、売上高に相当する純営業収益や、調整後の1株当たり利益が市場予想を上回った。
 イランは13日夜から14日未明にかけ、在シリア大使館空爆への報復として、無人機やミサイルでイスラエルへの大規模攻撃に踏み切った。イスラエルは反撃の構えを見せているものの、米政府高官は14日、イスラエルがイランに反撃しても「(軍事作戦に)参加することを想定していない」と明言。前週末12日からイランがイスラエルに対し報復攻撃に踏み切る恐れがあるとの事前報道があったこともあり、反応は限定的となっている。
 米商務省が15日発表した3月の小売売上高(季節調整済み)は、前月比0.7%増加と、市場予想の0.3%増を大幅に上回った。堅調な米経済指標の発表が相次ぎ、早期の米利下げ観測は後退しているものの、この日は弱材料視されていない。
 個別銘柄では、ダウ30種構成銘柄ではゴールドマンのほか、JPモルガン・チェースなどの金融銘柄の上げが目立つ。一方で、セールスフォースが下落。ソフトウエアのインフォマティカ買収に向けた交渉を始めたと一部で報じられた。アップルも安い。(了)

時事通信

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最終更新:4/15(月) 23:34

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