前場コメント No.3　ソニーＧ、キユーピー、積水ハウス、くろ工、特殊陶、アジャイル

★9:03　 ソニーＧ－底堅い　PS5対応携帯型ゲーム機開発中と伝わる
　ソニーグループ<6758>が底堅い。ブルームバーグ通信は25日、同社が家庭用ゲーム機「プレイステーション5」向けソフトを外出先でも遊べる携帯型ゲーム機の開発をしていることが関係者への取材で分かったと報じた。
　
　記事によると、プレイステーションのゲームが遊べる環境をより充実させることにより、オンラインコミュニティのさらなる活性化などのビジネス拡大につなげるのが狙いだという。据え置きと携帯どちらもできる任天堂<7974>の「スイッチ」や、マイクロソフトが「XBOX」ブランドで開発している携帯型ゲーム機に対抗する意図もある。開発は初期段階で、発売しない可能性もあると関係者は付け加えたとしている。

★9:04　 キユーピー－5日続伸　新中計を策定　29.3期のROE8.5％以上めざす
　キユーピー<2809>が5日続伸。同社は25日、26.3期から29.3期までの4年間を計画期間とする中期経営計画を策定したと発表した。

　数値目標として、資本コストや株価を意識して戦略的に資本政策を進めることで29.3期のROE8.5％以上（25.3期は計画値で7.2％）をめざすとしている。

　また、設備投資1000億円に加え、人的資本の強化、ブランド資本の強化など積極的な未来投資（4年間累計攻めの経費）として200億円を計画するとしている。

★9:04　 積水ハウス－3日続伸　住宅3社　部材を共同配送＝日経
　積水ハウス<1928>が3日続伸。26日付の日本経済新聞朝刊は、同社が積水化学工業<4204>、旭化成<3407>傘下の旭化成ホームズと、12月にも住宅部材を共同配送する取り組みを始めると報じた。地域ごとに物流拠点を共有し、3社が調達した建材などを一度に運ぶことを想定する。

　記事によると、3社の部材の配送は物流会社のセンコーグループホールディングス<9069>が担うという。荷物の量に応じて各社が配送費用を負担する仕組みを検討する。3社はこれまで別々にセンコーに依頼していたが、共通化で配送コストの低減にもつなげるとしている。

　積水化学工業も高い。

★9:05　 くろがね工作所－買い気配　期末配当予想20円に修正　復配へ
　くろがね工作所<7997>が買い気配。同社は25日、従来無配としていた24.1期の期末配当予想を20円にすると発表した。年間配当予想も同額（前期は無配）となる。

　同社は、前期まで6期連続で営業損失を計上していることから、5期連続で無配を継続しているという。今期の業績見通しを踏まえて、安定的な配当の継続の実現に向けた体制が整いつつあると判断し、復配するとしている。

★9:06　 日本特殊陶業－底堅い　東芝マテリアルを子会社化　取得価額約1500億円
　日本特殊陶業<5334>が底堅い。同社は25日、東芝マテリアル（神奈川県横浜市）の全株式を東芝から取得し、完全子会社化すると発表した。取得価額は約1500億円。
　
　同社においては、東芝マテリアルが車載・半導体・医療・環境エネルギー分野などで長年培ってきた材料設計技術、プロセス技術及び製品応用技術などを活用することができ、東芝マテリアルにおいては、同社が持つセラミック技術との融合ならびにグローバルネットワークの活用を通じた顧客基盤の拡充・サポート体制強化が期待できるなど、さまざまな面においてシナジーを実現できると判断し、同件株式取得を決定したとしている。

★9:06　 アジャイルメディア－続伸　タレント養成の合弁会社設立
　アジャイルメディア・ネットワーク<6573>が続伸。同社は25日、タレントマネジメント事業を行うＯｒｂ Ｐｒｏｍｏｔｉｏｎ（東京都港区）との共同出資により、タレント養成やイベント企画の合弁会社ＢＥＢＯＰを設立すると発表した。

　出資比率は同社が90％となる。合弁会社では、中国・東南アジアなど海外進出をめざすアイドル・タレントのマネージメント事業を展開する。事業開始日は26日の予定としている。