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株式会社メドレックス<4586>Lydolyte上市と大型開発品のPh2入り
【ようやく転機を迎える年へ】
これまで、メドレックスの歩みは必ずしも順調ではなかった。Lydolyteを巡って、FDAより2度、審査完了報告通知(Complete Response Letter)受領し、承認が当初の目論見よりも3年程度遅れている。また、チザニジン・テープ剤(MRX-4TZT)の開発を巡って、導出先のCipla社の方針変更があり、開発が大幅に遅延し、自社開発へ方針変更が発生した。資金面でも新株予約権発行が発生する状況が続いてきた。しかし、2024年は、メドレックスにとって、ようやく転機を迎える年と期待される。メドレックスは、ここ数年、限られた資源の下で、「選択と集中」を強化してきたが、ようやくその成果が出てきたところである。同社初の上市品になると期待されているリドカイン・テープ剤(Lydolyte)について、追加のデータ解析を行い、2024年1月再々申請を果たした。販売提携交渉も進捗しているものとみられ、年央に期待される承認の前後には、契約締結、そして年内に上市する予定である。また、大型商品として期待されるチザニジン・テープ剤(MRX-4TZT)に関し、2024年は、商品価値を証明するためのPh2を独力で開始する予定である。Ph3のための非臨床試験(要2年)も並走して行っていけば、Ph2後の導出がスムーズに行われる基盤が整うことになる。また、中枢神経治療薬として期待されるAlto社のAlto-101も、2024年に統合失調症による認知障害を対象としたPh2入りが見込まれる。
アイフィス株予報
最終更新:3/5(火) 9:20
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