【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は18日、IMFと世界銀行の春季会合に際して記者会見し、世界経済は金利上昇などのショックにもかかわらず、回復力を示していると述べた。ただ、インフレが「想定より長期化している」と懸念。根強い物価上昇圧力に警戒感を示した。
ゲオルギエワ氏は「インフレ率は低下したが、終わっていない」と明言した。特に米国では、インフレ鈍化の動きが停滞しており、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退。ドル高が進行し、自国通貨安による輸入物価高などにより各国経済を圧迫している。
時事通信
最終更新:4/19(金) 0:25
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