トランプ氏、「口止め料」裁判の初公判に出廷-暴挙かつ迫害と主張

4/16 2:23 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): トランプ前米大統領が、過去に不倫関係にあったとされるポルノ女優らに支払った口止め料に絡み業務記録を改ざんしたとされる事件の初公判が15日、マンハッタンの裁判所で始まった。出廷したトランプ氏は、この裁判は政治的な攻撃以外の何物でもないと訴えた。

法廷に現れたトランプ氏はカメラの前に立ち、この刑事裁判は暴挙であり迫害だと述べた。

この公判はフアン・マーチャン判事が担当し、6-8週間続く見通し。12人の陪審員が有罪か無罪かを判断することになるが、陪審員の選定には2週間以上かかる可能性がある。この事件を巡っては、ニューヨーク州マンハッタン地区のブラッグ検事が主導する形で同州の大陪審が昨年、トランプ氏を起訴した。

トランプ氏(77)はこれまで不正行為を否定しており、自身のホワイトハウスへの返り咲き阻止を狙った民主党による「魔女狩り」の犠牲者だと主張している。

トランプ氏は法廷の外で報道陣に向かってゆっくりと進み、「起訴されるべき事案ではなかった」と述べた。

トランプ氏は公判において毎回の出廷が求められており、選挙運動における各地での遊説に影響が出そうだ。ただ同氏は、法廷外でテレビカメラに向かって話すことは認められている。

原題:Trump Trial Starts With Judge Allowing Affair Evidence (Correct)(抜粋)

--取材協力:Stephanie Lai、Hadriana Lowenkron.

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最終更新:4/16(火) 2:23

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