15日の米株式市場の概況、NYダウ6日続落 イスラエル報復意向伝わり再びリスク回避

4/16 8:07 配信

みんかぶ

 15日の米株式市場では、NYダウが前週末比248.13ドル安の3万7735.11ドルと6日続落した。イランがイスラエルに対しドローンやミサイルによる攻撃を仕掛けたことに対し、イスラエルが報復に乗り出す意向だと伝わり、主力株にリスク回避目的の売りが広がった。また、3月の米小売売上高が市場予想を上回る伸びとなり、米景気の底堅さを背景に米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切りにくくなるとの見方が広がった。米長期金利が一時4.6%台に上昇したことはハイテク株の重荷となった。朝方は買い戻しが優勢となり、NYダウの上げ幅は一時400ドルを超えた。

 セールスフォース <CRM> が大幅安。ビザ <V> やホームデポ <HD> が売られ、ハネウェル・インターナショナル <H> やウォルト・ディズニー <DIS> 、ボーイング <BA> が軟調だった。一方、ゴールドマン・サックス・グループ <GS> が高く、アルコア <AA> がしっかり。ナイキ <NKE> やユナイテッドヘルス・グループ <UNH> が上昇し、メディカル・プロパティーズ・トラスト <MPW> が急伸した。

 ナスダック総合株価指数は290.075ポイント安の1万5885.019と大幅続落した。アップル <AAPL> やエヌビディア <NVDA> 、メタ・プラットフォームズ <META> が水準を切り下げ、マイクロソフト <MS> やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ <AMD> 、アマゾン・ドット・コム <AM> が冴えない展開。テスラ <TSLA> やトランプ・メディア&テクノロジー・グループ <D> 、マリナス・ファーマシューティカルズ <MRNS> が下値を模索した。半面、インテル <INTC> は堅調に推移した。

出所:MINKABU PRESS

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最終更新:4/16(火) 8:07

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