〔NY外為〕円下落、157円台半ば(30日朝)

4/30 22:08 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】30日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米雇用関連指標の上振れを受けてドル買いが優勢となる中、1ドル=157円台半ば付近に下落している。午前9時現在は157円40~50銭と、前日午後5時(156円30~40銭)比1円10銭の円安・ドル高。
 前日は日本政府・日銀による為替介入と見られる急激な円高・ドル安局面があったが、この日は比較的に落ち着いた値動き。円は海外市場を通じて、156円台前半から後半にかけて緩やかに軟化した。
 ニューヨーク市場の取引開始後、米労働省が発表した2024年1~3月期の雇用コスト指数(ECI)は前期比1.2%上昇。伸び率は前期(0.9%)を上回り、賃金インフレ圧力の根強さを示唆した。これを受け、改めて米利下げ先送り観測が拡大。米長期金利の上昇を背景にドルが主要通貨に対して強含み、円もジリ安となっている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0695~0705ドル(前日午後5時は1.0716~0726ドル)、対円では同168円30~40銭(同167円33~43銭)と、97銭の円安・ユーロ高。(了)

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最終更新:4/30(火) 22:35

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