本土前引け:続落、利益確定売りが重荷 保険株や不動産関連株に売り

3/13 12:45 配信

トレーダーズ・ウェブ

 13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.26%安の3047.85ポイントだった。深セン成分指数は0.15%安の9615.92ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6381億2700万元だった。

 上海総合指数は安く寄り付いた後、終始マイナス圏でもみ合った。12日に発表された米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)が利下げの開始時期を遅らせるリスクが意識された。指数は昨年11月以来、約4カ月ぶりの高値圏で推移しているだけに、引き続き利益確定売りが重荷となった。中国の国務院(内閣に相当)が12日に開いた常務会議で、全国人民代表大会(全人代)で政府活動報告に盛り込まれた年度目標の達成に向け、24年の重点政策実施を各部局に指示したと伝わったものの、具体的な産業振興策を見極めたい気分も漂った。

 セクター別では、保険が全面安。不動産開発、不動産サービス、農業関連なども安い。半面、ゲームが全面高となったほか、文化・メディア、航空・宇宙関連、自動車、通信サービスなどが買われた。

 上海B株指数は0.14%安の258.84ポイント、深センB株指数は0.39%安の1081.03ポイントだった。

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最終更新:3/13(水) 12:45

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