ドージコイン、先物建玉が20億ドルに急増――価格は2021年以来の高値

3/29 13:49 配信

CoinDesk Japan

ドージコイン(DOGE)は3月28日、強気なセンチメントとXへの同ミームトークン実装に関する憶測の中、2021年12月以来の高値に急騰した。


ドージコインは28日欧州時間午後に22セント(約33円、1ドル150円換算)で取引され、過去24時間で17%の上昇となった。ビットコイン(BTC)は7万ドル(約1050万円)台で推移し、広範な市場を追うCoinDesk 20 Index(CD20)に変化はなかった。


これまでの傾向として、ドージコインはXやテスラ(Tesla)などイーロン・マスク(Elon Musk)氏が所有する企業の決済関連の動向に反応しがちだ。ドージコインコミュニティの著名メンバーは、SNSの投稿でXへのドージコイン実装について憶測を巡らせており、これが取引を勢いづけているようだ。


ドージコインの開発者mishaboar氏は28日のXのポストで、「#Dogecoinコミュニティの皆さん、Xの新しい決済部門が米国でさらなるライセンスを取得したことで、多くの人が暗号資産(仮想通貨)決済の実装について推測している」と述べ、「今月上旬、イーロンはXがカリフォルニア州での送金ライセンスの取得に非常に近づいていると述べた。ニューヨークでのライセンス取得にはまだ数ヶ月かかるだろう」と付け加えた。


コインゲッコー(CoinGecko)のデータによると、ドージコインの取引量は週初めの平均30億ドル(約4500億円)から過去24時間で70億ドル(約1兆500億円)に急増した。


またドージコインに連動する先物の建玉は、暗号資産取引所全体で25日の10億ドル(約1500億円)から20億ドル(約3000億円)近くに増加し、価格変動に対するベットの盛り上がりを示している。


マスク氏がドージトークンを支持していることから、2021年の買収以来、Xへの実装に関する憶測が飛び交っている。なおテスラは、2021年からテスラストアでの商品購入にドージコインの支払いを受け入れている。


Xは1月、今年中にピア・ツー・ピア(P2P)決済サービスを開始する予定だと述べた。しかし、ドージコインが支払い手段に含まれるかどうかについて、公式には発表されていない。


|翻訳・編集:行武 温|画像:Dogecoin|原文:Dogecoin Bets Jump to $2B as Price Reaches Highest Level Since 2021

CoinDesk Japan

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最終更新:3/29(金) 13:49

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