きょうのNY為替市場、午後のFOMC待ちの雰囲気が広がる中、朝方発表の米経済指標が米経済の落ち着きを示唆する内容が多かったことから、ドル売りが優勢となっている。ドル円は一時157.40円付近まで下落し、ユーロドルは1.06ドル台後半に買い戻されている。
FRBが本日のFOMCで、高止まりするインフレを理由に利下げ観測を後退させる中、株式市場が下落すれば、ドル高の反応になる可能性があるとの見方が出ている。ここ数カ月、投資家が利下げ観測を大幅に後退させているにもかかわらず、株式市場が上昇しているため、安全資産の位置づけにあるドルの上昇は限定的だった。株高が利回り格差が示す程度のドル高を妨げているという。
FRBが長期金利上昇を示唆する中、株式市場が反落すれば、ドルの強気ストーリーが明確に証明されるはずだとしている。
USD/JPY 157.61 EUR/USD 1.0685 GBP/USD 1.2492
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんかぶ(FX)
最終更新:5/2(木) 0:45
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