3つのポイントを踏まえると株価は再び上昇基調に回帰する可能性も

3/11 14:19 配信

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RIZAP3990

RIZAPグループ<2928>の株価は8日ストップ安となり前日比16.5%安の405円となった。7日に代表取締役社長 瀬戸健氏の同社株式の立会外分売が発表され、これが売り材料と捉えられたもよう。しかし下記の3つのポイントを踏まえると株価調整は長引かず、再び上昇基調に回帰する可能性もあると思われる。

1、瀬戸氏は、立会外分売にて発行済み株式の4.99%に相当する2775万株を売却する。しかしこの売却は単なる創業経営者の資産処分として実施するのではなく、瀬戸氏はその売却資金で、昨年8月に開示された第2回新株予約権を実行する予定。本募集新株予約権の行使により、同社の資本は最大で 106 億円以上の増加となり、大幅な財務基盤の強化が実現することとなる。同社は、この資金を、財務基盤強化のための施策ならびに chocoZAP 事業の成長投資資金等の調達手法のひとつとして位置付ける方針。

2、同社は東京証券取引所プライム市場への新規上場申請に向けた準備に着手しており、そのための必要な施策の一環として、関連当事者取引の解消のために2023 年 8 月 14 日及び 2024 年 1 月 29 日に実施した、瀬戸健社長の資産管理会社である CBM 株式会社からの資本性劣後ローンの返済を今後検討する方針。

3、足元で業績は急速に改善している。chocoZAP 事業の会員数・出店数がともに順調に進捗しており、連結営業利益は24年3月期第3四半期より黒字に転換している。24年3月期四半期営業損益は第1四半期-28億円、第2四半期-29億円、第3四半期は+10億円と推移し、通期業績予想から第4四半期は+30億円が見込まれている。《FA》

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最終更新:3/11(月) 14:19

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