前場コメント No.4　カルラ、メディ一光、サンエー、アジャイル、瑞光、東海ソフト

★9:07　 カルラ－大幅反落　今期営業益14％減見込む　前期は黒字転換
　カルラ<2789>が大幅反落。同社は5日、25.2期通期の連結営業利益予想を3.0億円（前期比13.9％減）にすると発表した。
　
　オペレーションの向上、キャッシュレス決済導入などサービス向上のための各種施策を実施するとともに、グループの主力業態である「和風レストランまるまつ」の新規出店を再開するほか、小型店舗の開発も精力的に行うとしている。
　
　24.2期通期の連結営業損益は3.5億円の黒字（前の期は600万円の赤字）だった。情報発信、クーポン提供などを継続的に実施するなど顧客の来店動機の促進に努めたほか、人材育成にも注力した。

★9:09　 メディカル一光－4日続伸　今期営業益15％増見込む　前期は67％増
　メディカル一光グループ<3353>が4日続伸。同社は5日、25.2期通期の連結営業利益予想を18.0億円（前期比15.4％増）に、年間配当予想を50円（前期は45円）にすると発表した。前期に事業統合した医薬品卸事業の統合効果が通年で寄与するとしている。

　24.2期通期の連結営業利益は15.6億円（前年同期比66.7％増）だった。
　
　調剤薬局事業において、既存店舗の処方せん応需枚数は年度を通して増加し、前年同期比で増収増益で着地した。

★9:10　 サンエー－急騰　今期営業益1％増見込む　前期は47％増
　サンエー<2659>が急騰。同社は5日、25.2期通期の連結営業利益予想を167億円（前期比1.3％増）に、年間配当予想を110円（前期は110円）にすると発表した。
　
　人財力や仕組み力、商品力の向上に取り組むとともに、企業理念の浸透、七大基本の徹底、既存店の活性化、効率化を図ることで、顧客満足度の向上に努めるとしている。

　24.2期通期の連結営業利益は165億円（前の期比47.1％増）だった。
　
　小売事業において、ワンランクアップ商品、沖縄県産品、PB商品の販売強化に取り組んだこと、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたことなどにより既存店売上が好調に推移した。ほか、昨年開店した店舗の売上も寄与した。

★9:11　 アジャイルメディア－3日ぶり反落　2件の大口受注を解消
　アジャイルメディア・ネットワーク<6573>が3日ぶり反落。同社は5日、ＮＥＯＰＥＮ（愛知県名古屋市）からの大口受注、小松診療所との業務提携および大口受注について、ともに受注を解消すると発表した。
　
　両案件について、当時の同社代表取締役の体調不良もあり、トップ営業による合意内容の実務担当者への引き継ぎに支障が生じるなど、実務担当者レベルでの協議に想定以上の時間がかかり、受注金額に見合うサービス内容の決定などにつき具体的な進展が得られなかったという。
　
　両案件を主導した当時の同社代表取締役の辞任を受け、同件は同氏に多くを依存していたことから、現在の同社のリソースでは業務を進める上での緊密な連携を取ることが困難であり、同件は解消し他の案件にリソースを集中して注力すべきであるとの経営方針から、受注の解消に至ったとしている。

★9:12　 瑞光－大幅安　今期営業益64％増見込む　前期は43％減
　瑞光<6279>が大幅安。同社は5日、25.2期通期の連結営業利益予想を16.8億円（前期比63.5％増）にすると発表した。

　海外での売上拡大や新たに開発した新コンセプト機の販売活動に注力し、衛生用品メーカーの設備投資需要の着実な取り込みを図るほか、DXによる業務革新や原価低減活動に引き続き取り組むとしている。
　
　24.2期通期の連結営業利益は10.3億円（前年同期比43.0％減）だった。
　
　売上減少に加え、1Qの難易度の高い受注案件において、追加改造が発生したことなどにより原価率が上昇したことが響いた。株価は前期の大幅減益着地が嫌気されて大きく売られている。

★9:14　 東海ソフト－大幅高　通期営業益を上方修正　3Q累計は17％増
　東海ソフト<4430>が大幅高。同社は5日、24.5期の営業利益予想を従来の9.0億円から10.0億円（前期比15.5％増）に上方修正すると発表した。

　国内製造業・物流業において、事業のデジタル化のためのシステム投資は継続して活発な状況で、民生・産業機器に係る組込み関連開発も活発で、同社による開発需要も非常に高い水準で推移していることを踏まえた。
　
　3Q累計の営業利益は7.9億円（前年同期比16.9％増）となった。

　併せて24.3期通期の期末配当予想を35円から45円（前期は30円）に上方修正すると発表した。年間配当予想は45円（前期は30円）となる。