〔NY外為〕円、156円台半ば(29日朝)

4/29 22:24 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】週明け29日午前のニューヨーク外国為替市場では、東京市場が祝日で休場となる中、乱高下を経たあと円買い・ドル売りの流れが続き、円相場は1ドル=156円台半ばで推移している。午前9時現在は156円40~50銭と、前週末午後5時(158円32~42銭)比1円92銭の大幅な円高・ドル安。
 アジア市場序盤では、円は一時1990年4月以来、約34年ぶりの円安・ドル高水準となる160円台まで下落。その後一転して円買い・ドル売りが進み、一時154円台に急騰した。東京市場の休場に伴い値動きは荒く、政府・日銀による介入観測が浮上した。
 日銀は前週末26日の金融政策決定会合で現状の金融緩和政策の維持を決定。植田和男日銀総裁から会合後の会見で、円安けん制について発言がなかったため、日米の金利差が当面縮小しないとの観測から円安・ドル高基調が加速していた。
 ニューヨーク市場に入ってからは、円は156円台で落ち着いた値動き。米利下げ先送り観測が台頭する中、あす30日から2日間の日程で行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や週末発表の雇用統計の内容を見極めたいとの思惑が広がっている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0690~0700ドル(前週末午後5時は1.0687~0697ドル)、対円では同167円40~50銭(同169円15~25銭)と、1円75銭の円高・ユーロ安。(了)

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最終更新:4/29(月) 22:35

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