(ブルームバーグ): 米航空機大手ボーイングの今年1-3月(第1四半期)の納入数は2021年半ば以降の最低に落ち込んだ。1月に「737MAX」の機体の一部が吹き飛ぶ事故が発生し、回復がまだ遠いことを浮き彫りにした。
同社は第1四半期に83機を納入。3月は29機と、1、2月のそれぞれ27機から若干の増加となった。納入機の大半は737MAXだった。
ボーイングは損傷や欠落した部品を補い、生産ラインを正常に戻そうと、737型機の生産作業ペースを遅らせている。ブライアン・ウェスト最高財務責任者(CFO)は先月のアナリストとの会議で、「過度に急ぐことはない」と語り、「実際のところ、当社は正しく対応するためにあえて減速している」と説明した。
原題:Boeing First-Quarter Jet Deliveries Dip to Lowest Since Mid-2021
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最終更新:4/10(水) 1:52
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