〔米株式〕NYダウ反発、314ドル高=ナスダックも高い(17日午前)
【ニューヨーク時事】週末17日午前のニューヨーク株式相場は、年内の利下げ期待を背景に反発している。午前10時10分現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比314.87ドル高の4万3468.00ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が259.70ポイント高の1万9597.99。
今週は、米卸売・消費者物価統計がインフレ再燃への警戒感を和らげる結果となり、年内に追加利下げが行われるとの期待が高まった。これを受けて米長期金利の上昇に歯止めがかかり、ハイテク企業を中心に買いが膨らんでいる。
また、朝方発表された米経済指標は、昨年12月の住宅着工件数が前月比15.8%増の149万9000戸(市場予想は132万戸)、鉱工業生産指数が0.9%上昇(同0.3%上昇)と、いずれも景気の底堅さを示す内容。15日から発表が本格化した10~12月期の金融大手決算がおおむね好調だったことも、投資家心理の改善につながっている。
週明け20日はキング牧師生誕記念日に伴い、株式市場の取引は休み。同日には、トランプ次期大統領の就任式を控えており、市場は通商や移民、減税など一連の政策に関する発表を注視している。
ダウ構成銘柄を見ると、一部金融機関が株価目標を引き上げたエヌビディアが2.8%高と、相場をけん引。アマゾン・ドット・コム、セールスフォースも買われている。(了)
時事通信
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最終更新:1/18(土) 1:26