中国ファーウェイ、好調な増益ペース維持-スマホ事業復活

3/29 19:01 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は四半期ベースで好調な増益を維持している。米アップルのスマートフォン「iPhone」と競い合う消費者向け事業の持ち直しと、アリババグループに対抗するクラウド部門の躍進が寄与した。

ファーウェイが報告した財務数値を基にブルームバーグが算出した2023年10-12月(第4四半期)の純利益は約139億元(約2900億円)と、前年同期の84億元を65%余り上回った。

こうした好決算は、長年にわたり米国の制裁と輸出規制の対象となってきたファーウェイが、困難を乗り越え前進していることを裏付けている。

同社は昨年8月、国産の7ナノメートル(nm)プロセッサーを搭載した旗艦スマホ「Mate 60」のラインアップを発表し、人気を博した。米国は19年、ファーウェイを対象に禁輸措置を打ち出し、同社はスマホや半導体製造で大きく後退したが、米政府の規制に対抗する中国の決意を示す象徴的な企業として再浮上している。

ファーウェイは現在、電気自動車(EV)や人工知能(AI)といった分野での長期的な野心を支えるため、半導体製造の工場ネットワークを構築している。

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原題:Huawei Profit Surges as It Takes Share From Apple and Alibaba (抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.

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最終更新:3/29(金) 19:01

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