住友化、24年3月期の赤字拡大 医薬品の特許権などで減損

4/30 9:10 配信

ロイター

Nobuhiro Kubo

[東京 30日 ロイター] - 住友化学は30日、医薬品の特許権や北米事業ののれんなどの減損損失を2024年3月期連結決算(国際会計基準)に計上すると発表した。同期の営業赤字は2850億円から4890億円に、最終赤字は2450億円から3120億円に膨らむ。

子会社の住友ファーマではグループ総力を挙げて徹底した合理化を進め、「一日でも早く完全に止血する」とした。

住友ファーマでのリストラによる人員削減など、国内外の事業売却・再編・合理化を実施する方針で、2023年3月末に約4万人だった連結従業員数の約10%に当たる4000人を25年3月末までに削減することも発表した。

25年3月期の業績予想は700億円の営業黒字、200億円の最終黒字を見込んだ。為替相場は1ドル145円、ナフサ価格1キロリットル7万5000円と想定している。

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最終更新:4/30(火) 12:47

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