16日の米国株式市場は、米4月住宅着工件数や米4月鉱工業生産、米5月フィラデルフィア連銀景況指数などがある。住宅着工件数は前月に大きく減少した反動で増加する見通しだが、鉱工業生産やフィラデルフィア連銀景況指数は前月を下回るとみられており、予想通りならFRB(米連邦準備制度理事会)にとって利下げしにくい状況が解消されるとの見方が広がり、株価を支えそうだ。
一方、きょうはFRB高官の発言機会も多い。前日までのインフレ指標を受けた見解には耳を傾けておく必要がある。NYダウは5月に入ってから上昇基調が続いているだけに利益確定売りも警戒されやすく、タカ派寄りの意見が相次いだりすれば上値を圧迫しそうだ。
<主な米経済指標・イベント>
・米新規失業保険申請件数、米4月住宅着工件数、米4月鉱工業生産、米5月フィラデルフィア連銀景況指数
・バーFRB(米連邦準備制度理事会)副議長が議会証言、バーキン米リッチモンド連銀総裁、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、メスター米クリーブランド連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁が発言
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提供:ウエルスアドバイザー社
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最終更新:5/16(木) 17:03
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