14日の欧州外国為替市場でポンドは上昇後に失速。欧州時間に入ってドル高が一服するとポンド高に。英マイナス金利の導入期待の後退が改めて意識されている面もあったようで、対ドルで1.3680ドル、対円で142.24円、対ユーロで0.8887ポンドを付けた。しかし、対ドル・対ユーロとも直近高値に迫っており、それらの水準をバックにした戻り売り意欲も強いようで、ポンドドルは一時1.3630ドル台、ユーロポンドは0.8910ポンド台、ポンド円も141.80円近辺までポンドが下押し。ポンドドルは4日高値の1.3704ドル、ユーロポンドは昨年11月11日安値の0.8860ポンドが意識されている。
ユーロドルはじり高。20時時点では1.2165ドルと17時時点(1.2143ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。ポンドドルへの連れ高が先行。ポンドドルの伸び悩み後も、対ポンドでのユーロ買い戻しが支えとなり、一時1.2167ドル前後まで水準を回復した。東京タイム午前につけた1.2172ドルに近づいた。
ユーロ円は底堅い。20時時点で126.51円と、17時時点(126.32円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドル同様に買い優位で一時126.53円と、安値圏から戻した範囲だが、東京タイム午前にいったん上値が抑えられた126.49円を小幅に上回った。
ドル円はもみ合い。20時時点では103.99円と17時時点(104.03円)と比べ4銭程度のドル安水準だった。欧州通貨主導の相場展開とあって方向感が定まらず、104円前後の限定的なレンジに終始した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:103.79円 - 104.20円
ユーロドル:1.2136ドル - 1.2172ドル
ユーロ円:126.23円 - 126.53円
トレーダーズ・ウェブ
最終更新:1/14(木) 20:06
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