【ニューヨーク時事】週末10日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利下げに動くとの観測から8営業日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比125.08ドル高の3万9512.84ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は5.39ポイント安の1万6340.87で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比259万株減の8億8827万株。
ダウの直近8営業日の上げ幅は1700ドルに迫った。足元の米雇用情勢の軟化を受け、FRBが年内2回の利下げを実施するとの見通しが引き続き相場を支えている。
一方、翌週に控える4月の米消費者物価指数(CPI)の内容を見極めたいとの思惑に加え、インフレ再燃への警戒感も相まって、ダウの上値は抑えられた。
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の4月の売上高が堅調だったことを受け、エヌビディアなど半導体銘柄に買いが入った。
個別銘柄では、5ドルのセットメニュー導入を検討していると報じられたマクドナルドが2.6%高、キャタピラーが0.9%高、アメリカン・エキスプレスが1.3%高。ボーイングは1.5%安、ナイキは2.6%安、インテルは0.8%安だった。(了)
時事通信
最終更新:5/11(土) 6:26
Copyright © 2024 時事通信社 記事の無断転用を禁じます。
© LY Corporation