アイル、大幸薬品、内海造など/本日の注目個別銘柄

3/8 15:35 配信

フィスコ

現在値
積ハウス3,541-57
アイル2,681-54
京成5,927+57
テレ朝HD2,018+6
大ガス3,422-8

<1928> 積水ハウス 3473 +78
大幅反発。前日に24年1月期決算を発表。営業利益は2710億円で前期比3.6%増とな
り、2680億円程度の市場予想を上振れ、期末配当金は従来計画の59円から64円に増
額した。25年1月期は2800億円で同3.3%増の予想、年間配当金は前期比2円増の125
円を計画。今期計画はコンセンサスを若干下振れるものの、米社買収効果などは織
り込んでいないもようで、先行きに対する期待感も安心感に。

<9532> 大瓦斯 3446 +249
大幅続伸。前日に中期経営計画を発表、26年度ROE8.0%程度、DOE3.0%以上などの
数値目標を掲げた。また、配当予想の修正も発表、期末配当金は従来計画32.5円を4
0円に引き上げ、年間配当金は前期比12円増の72円とする。連結配当性向30%目標に
沿った修正に。25年3月期は現時点で95円を計画、前期比では23円の大幅増配とな
る。中計で示したDOE3%の方針に基づくものとしている。

<9009> 京成 6476 -623
伸び悩んで大幅反落。現在22.15%の株式を保有するOLC株のうち1%分を売却すると
発表。譲渡価額は801億円で、24年3月期純利益は従来予想の378億円から839億円に
修正。年間配当金も同26円から34円に引き上げた。OLC株売却による株主還元拡充や
戦略投資拡大は評価材料だが、もともと英ファンドは15%未満への圧縮を求め、そ
れに呼応する形で株価も上昇していたため、一旦材料出尽くしに。

<9409> テレビ朝日HD 2005 +97
大幅続伸。期末配当予想の修正を発表、24年3月期末配当金は従来計画の30円から40
円に引き上げ、年間配当金は前期比10円増の60円配当とする。政策保有株式の縮減
や成長投資なども順調に進んでいるなか、東証の要請による「資本コストや株価を
意識した経営の実現に向けた対応策」の検討状況なども勘案としている。2月8日に
は業績予想を下方修正していたこともあって、増配発表にはポジティブなインパク
トも。

<3854> アイル 3185 -505
急落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は22.4億円で前年同期比34.9%増とな
り、従来予想の19.9億円を上回る着地に。中間配当も14円計画から16円に引き上げ
ている。ただ、11-1月期営業利益は11.0億円で同17.7%増にとどまり、第1四半期の
同56.8%増から増益率は鈍化とサプライズは限定的に。株価もここ1カ月の上昇で高
値圏にあることから、出尽くし感が優勢の展開になっているようだ。

<6023> ダイハツデイ 1619 +97
大幅反発。船舶向け発電用ディーゼルエンジンを増産すると伝わった。約60億円を
投じて姫路工場の設備を増強、26年に生産能力を現状から8割増やす方針という。姫
路工場の発電用ディーゼルエンジンの生産能力は現在のところ年間200台程度だが、
これを年360台程度に増やす。増強時期は従来の27年予定から26年初めに前倒しとも
されている。また、メタノールを燃料にする発電用エンジンも26年中に発売する予
定と。

<4344> ソースネクスト 201 +50
ストップ高比例配分。携帯翻訳端末を手掛けるポケトークが2025年中にIPO、プライ
ム市場への上場を目指すと報じられた。上場時の時価総額は約1000億円になるとみ
られている。22年に同社から分社化した企業であり、現在同社では株式の84%を保
有する。上場に向けて一部を売り出すが、公開後も過半数の株式を保有して連結子
会社にとどめるもよう。資産価値の向上に直結するとの見方が優勢になったよう
だ。

<4574> 大幸薬品 387 +48
急伸。医薬品事業の仕入取引に関連し、取引先との契約を締結したことで受取補償
金2億円を特別利益として計上すると発表している。これに伴い、24年12月期純利益
は従来予想の3.5億円から5.5億円に上方修正している。前期は36.1億円の赤字であ
った。売上高や経常利益などの予想は据え置いている。前期まで3期連続赤字決算で
あり、株価の低迷も続いていたことから、ポジティブ視する動きが優勢となってい
る。

<2130> メンバーズ 1027 +150
ストップ高比例配分。生成AIを活用した「LCA算定AIシステム」を独自開発し、企業
向けに提供を開始すると発表している。OpenAIの大規模言語モデルを活用して独自
に開発したものであり、実証フェーズではLCA算定のうち作業工数が全体の約5割を
占める「LCAインベントリ分析」にかかる作業工数の約6割削減を実現したとしてい
る。AI関連物色が活況な中で、今後の展開に対する期待感が先行しているようだ。

<7018> 内海造 5100 +700
ストップ高。前日に業績予想の上方修正を発表している。24年3月期営業利益は従来
予想の20億円から29億円、前期比3.8倍の水準に引き上げ。急激な円安の進行に伴っ
て、外貨建て工事の売上高及び収益が改善する見込みとなったもよう。一部の工事
損失引当金対象船の引当金減少も一因となるようだ。第3四半期決算時に続く大幅な
上方修正の形となり、ポジティブなインパクトが強まっているようだ。
《ST》

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最終更新:3/8(金) 15:35

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