【ロンドン時事】週明け22日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比128.02ポイント(1.62%)高の8023.87と、昨年2月17日に付けた終値での史上最高値(8014.31)を更新して引けた。
ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.70%高、フランスCAC40種指数は0.22%高、ストックス欧州600種指数は0.60%高だった。
中東情勢の先行きに対する過度な警戒感が和らぎ、株式などリスク資産を買い戻す動きが広がった。欧州中央銀行(ECB)や英イングランド銀行などによる早期利下げ観測の強まりも買いを誘った。
FTSEの構成銘柄では流通大手の上昇が目立ち、マークス&スペンサーは4.39%高、セインズベリーは3.94%高、テスコは3.45%高となった。投資持ち株会社パーシングスクエア・ホールディングスも4.14%高と買われた。一方、資源株は売られ、産金大手フレスニロは2.49%安、産銅大手アントファガスタは2.18%安、鉱業大手アングロ・アメリカンは0.87%安。
DAXでは、製薬大手バイエルが3.76%高、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズが2.60%高、分子診断大手キアゲンが2.58%高とけん引した。半面、通販大手ザランドは2.79%安、電力大手RWEは1.17%安、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズは1.10%安で取引を終えた。(了)
時事通信
最終更新:4/23(火) 2:35
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