日経平均は421円高と3日ぶり大幅反発、クロージング・オークションで上げ幅縮小=5日後場
5日後場は日経平均株価が、前週末比421円23銭高の3万8474円90銭と3日ぶり大幅反発。TOPIX(東証株価指数)が同20.00ポイント高の2664.26ポイントと上昇した。前週末に大きく下げた反動で朝方から買いが先行。戻り待ちの売りを吸収する格好で堅調に推移。日経平均は午後2時19分に、同566円52銭高の3万8620円19銭まで上げ幅を広げる場面がみられた。その後も堅調に推移して取引を終えた。導入されたクロージング・オークション制度による初めての大引け取引の結果、日経平均は取引時間最終の値段から80円程度上げ幅を縮小して取引を終了した。
取引時間が延長されたが、現地5日に米大統領・議会選の投票を控えていることから、積極的な売買は限られたもよう。東証プライム市場の出来高は18億9658万株で、前週末1日の19億9628万株に届かず、売買代金は4兆484億円で同4兆4905億円を下回った。騰落銘柄数は値上がりが983銘柄、値下がりは620銘柄、変わらずは43銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落した。大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、住友鉱 <5713> 、SWCC <5805> などの非鉄金属株が上昇。SUMCO <3436> 、三和HD <5929> などの金属製品株や、ニコン <7731> 、HOYA <7741> などの精密機器株も高い。伊藤忠 <8001> 、三井物 <8031> などの卸売株や、信越化 <4063> 、日東電 <6988> などの化学株も堅調。オリックス <8591> 、JPX <8697> などのその他金融株や、アドバンテス <6857> 、東エレク <8035> などの電気機器株もしっかり。一方、ヤマハ <7951> 、任天堂 <7974> などのその他製品株や、JAL <9201> 、ANA <9202> の空運株が安い。
個別では、FCC <7296> 、ドリームI <4310> 、オルガノ <6368> 、サンリオ <8136> 、イビデン <4062> が上昇。半面、日東紡 <3110> 、エンプラス <6961> 、ヤマハ <7951> 、DMG森精機 <6141> 、荒川化学 <4968> などが下落した。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:11/5(火) 16:01