米国人、転職で最低約8万1800ドル報酬求める-NY連銀最新調査

4/16 10:36 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米国の求職者が転職する際に受け入れ可能と見なす最低賃金、いわゆる「留保賃金」が統計を取り始めた2014年以降で最高となったと、ニューヨーク(NY)連銀が明らかにした。

同連銀の最新調査によれば、留保賃金は3月、平均8万1800ドル(約1260万円)強。インフレ圧力がちょうど高まり始めた21年3月はこれより約1万ドル低い水準にとどまっていた。

留保賃金の上昇は男性、比較的若い層、所得が高めの層で顕著だった。生活費が上昇する中、男性の留保賃金は3月に9万5500ドルとなった。これは女性より2万9200ドル高い。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が米労働市場を襲った4年前、男女差は2万1700ドルだった。

また、多くの人が早期退職を考えていることも示された。62歳を過ぎても働く予定と答えた割合は過去最低の45.8%で、67歳を過ぎても働くことを想定している人は3分の1未満だった。NY連銀の調査は4カ月ごとに実施される。

原題:The Lowest Pay US Workers Will Accept for a New Job Soars(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.

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最終更新:4/16(火) 10:36

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