前場コメント No.2　ハウテレビ、そーせい、エネチェンジ、ＧＲＣＳ、日本製鉄、ブシロード

★9:02　 ハウテレビジョン－売り気配　今期連結営業益4.5億円見込む　前期単独は計画未達
　ハウテレビジョン<7064>が売り気配。同社は6日、25.1期の連結営業利益予想を4.5億円にすると発表した。今期から連結決算に移行するため、前期の単独実績との比較は記載されていない。連結対象となるＬｉｉｇａの業績予想を織り込んだ。
　

　24.1期通期の単独営業利益は4.1億円（前の期比2.7％増）だった。会社計画4.5億円を下回った。売り上げ計上を見込んでいた新卒サービスの配信型商品を含む既受注の一部について、収益認識時期が2月以降へずれ込んだことなどが響いた。

★9:02　 そーせい－底堅い　Ｆｏｒｍｏｓａより約3億7600万円のマイルストンを受領
　そーせいグループ<4565>が底堅い。同社は6日、Ｆｏｒｍｏｓａ（台湾）がクロベタゾールプロピオン酸エステル点眼液0.05％（APP13007）について、米国食品医薬品局より、術後眼炎疼痛治療薬として承認を取得したと発表した。今回の進捗により、同社グループはＦｏｒｍｏｓａより本第2四半期に2500万米ドル（約3億7600万円）のマイルストンを受領する予定だとしている。
　
　APP13007は、同社の100％子会社であったアクティバスファーマ（千葉県船橋市、以下アクティバス）が、デザイン・研究開発を行っていた。2017年8月、同社は、アクティバスの全株式をＦｏｒｍｏｓａへ譲渡していた。
　
　2017年のアクティバス社の株式譲渡契約に基づき、アクティバスが保有していたパイプラインについて、Ｆｏｒｍｏｓａは開発の進捗に応じてマイルストン（非開示）を同社に対し支払うほか、開発品が上市された場合は売上金額に応じたロイヤリティがＦｏｒｍｏｓａより支払われるとしている。

★9:02　 エネチェンジ－急落　第9期定時株主総会の継続会を開催へ　追加監査手続きなど発生
　ＥＮＥＣＨＡＮＧＥ<4169>が急落。同社は6日、第9期定時株主総会の継続会を開催する方針と発表した。

　23.12より本格的に立ち上げた新規事業であるEV充電事業に関する同社グループが採用する会計方針およびそれに関連する会計処理につき、新たな協議やそれに伴う追加監査手続きが発生した。監査手続きなどに関して相応の時間を要しており、現在は決算手続きが完了していない。

　継続会については同株主総会で提案が承認された後、決定次第知らせる。23.12期有価証券報告書の提出は3月28日を予定しているが、上記の状況であるため、関係各所との確認が取れ次第、状況を通知するとしている。

★9:03　 ＧＲＣＳ－続伸　社内セキュリティ業務支援サービスを提供開始
　ＧＲＣＳ<9250>が続伸。同社は6日、企業の情報システム部門におけるセキュリティガイドラインに準じた社内問い合わせ対応やシステムレビューなどを代行する「社内セキュリティ業務支援サービス」の提供を開始したと発表した。
　
　セキュリティ領域におけるサービス提供の実績と知見を活かし、セキュリティガイドラインに準じた社内問い合わせ対応やシステムレビューなどを同社の高いセキュリティ知識を持つ専門人材が代行することで、担当者が自社のセキュリティ対策における本質的な業務に専念できる環境を提供するとしている。
　

★9:03　 日本製鉄－もみ合い　ＵＳスチール買収、CEO価格暗示か　計画書は49.87ドルで売却＝日経
　日本製鉄<5401>がもみ合い。7日付けの日本経済新聞朝刊は、同社による買収で合意した米ＵＳスチールについて、デビッド・ブリットCEOが合意できる買収価格の水準を「暗示」していたとするベリティのリサーチが話題だと報じた。

　記事によれば、ブリットCEOが昨年6月初旬に米国証券取引委員会（ＳＥＣ）に提出した売却計画書は、ＵＳスチール株が49.87ドルまで上昇したら売却する内容だったようだ。競合他社のクリーブランド・クリフズから1株35ドルで最初の買収提案があったが、これを拒否したという。12月18日、最終的に1株55ドルで同社による買収を承諾し、ブリットCEOはまさにその日に買収報道で大きく値上がりした自社株を50ドルで25万株売却したとしている。

★9:03　 ブシロード－5日続落　特別株主優待を実施
　ブシロード<7803>が変わらずを挟んで5日続落。同社は6日、特別株主優待を実施すると発表した。新日本プロレスリング棚橋弘至新社長就任を記念し、2024年6月9日開催の新日本プロレス大阪城ホール大会に200名を抽選で招待する。

　併せて、100組200名を抽選にて劇団飛行船公演に招待する。抽選に参加するには応募が必要となる。なお、株価に対する反応は限定的だ。