為替が国民生活に与える影響分析し適切に対応=鈴木財務相

5/9 11:02 配信

ロイター

[東京 9日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は9日の参院財政金融委員会で、円安のマイナス面に懸念を持っており、為替相場が国民生活に与える影響を分析して適切な対応を行うと述べた。柴慎一委員(立憲)への答弁。

鈴木財務相は「足元の為替動向への言及は市場に不測の影響を与えるため控える」としつつ、「為替はファンダメンタルズを反映して安定的に推移するのが重要で、過度な変動は望ましくない」との従来見解を繰り返した。

円安進行について「円安にはプラス面とマイナス面があるが、今は物価上昇からどう国民生活を守るかが重要な政治課題」とし、「マイナス面に懸念を持っている」と述べた。引き続き為替動向を注視し、万全の対応を取る考えを示した。

ファンダメンタルズの定義を問われ「一般論として経済の基礎的状況、金融政策や金利、法制度など制度的なものも含む」とし、「為替相場には地政学リスクも影響。いかなる要素がどの程度影響しているか述べるのは困難」との認識を示した。

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最終更新:5/9(木) 11:02

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