トルコ統計局が16日発表した2月の総売上高指数(21年=100)は前月比6.3%上昇と、前月(1月)の同5.4%上昇から伸びが加速、23年12月(7.1%上昇)以来の高い伸びとなった。
前年比も85.1%上昇と、前月の64.3%上昇から伸びが急加速、23年1月(95%上昇)以来、1年1カ月ぶりの高い伸びとなった。
セクター別の前月比では、建設業は伸びが減速したが、サービス業と卸・小売業、鉱工業はいずれも加速した。特に、サービス業は9.6%上昇(前月は6.7%上昇)と、最も高い伸び。次いで建設業が8.0%上昇(同10.1%上昇)、卸・小売業は5.7%上昇(同4.9%上昇)、鉱工業は5.6%上昇(同4.8%上昇)。鉱工業のうち、製造業は5.6%上昇(同4.9%上昇)、鉱業は4.6%上昇(同0.8%上昇)だった。
サービス業のうち、業務支援サービスは11.4%上昇と、最も高い伸びとなり、次いで運輸・倉庫が10.7%上昇、ホテル・レストランは10.2%上昇、情報通信は9.2%上昇、不動産は5.8%上昇。対照的に専門・科学技術サービスが4.9%上昇と、最も低い伸びとなった。
前年比では、建設業が104%上昇(前月は102.2%上昇)と、最も高い伸びとなった。次いでサービス業が103.8%上昇(同78.8%上昇)、卸・小売業は83.7%上昇(同61.7%上昇)、鉱工業は77.3%上昇(同58.6%上昇)となり、すべてのセクターが加速。特に、サービス業が急加速した。鉱工業のうち、鉱業は84.5%上昇(同72.9%上昇)、製造業も77.2%上昇(同58.2%上昇)と、いずれも加速している。
サービス業のうち、業務支援サービスが125.1%上昇と、最も高い伸び。次いでホテル・レストランが120.1%上昇、専門・科学技術サービス業は115.1%上昇、情報通信は112.3%上昇、運輸・倉庫は96.7%上昇。対照的に不動産は36.8%上昇と、最も低い伸びだった。
総売上高指数は鉱工業(鉱業と製造業)や建設業、卸・小売業、サービス業の売上高を指数化したもので、経済状況を示す。
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最終更新:4/19(金) 18:00
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