ECB、インフレ鈍化持続で利下げ可能に-デギンドス副総裁

4/18 18:38 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は18日、インフレ率の低下傾向が続けば金利引き下げが可能なはずだとあらためて表明した。投資家らの6月の利下げ開始見通しを裏付けている。

同副総裁はブリュッセルで欧州議会の議員らに対し、消費者物価上昇率2%の目標達成に対する当局の確信が強まれば、現在の景気抑制的な政策金利の「水準を引き下げることが適切だろう」と語った。

「インフレ率は今年さらに低下しており、中期的にも下がり続けると見込まれるが、そのペースはより緩やかだ」とも述べた上で、ECBは「特定の金利動向に事前にコミット」しているわけでないと説明。

「今年の経済指標は、経済活動が弱いスタートを切り、徐々にしか回復しないことを示唆している。個人消費は当面低迷が続くだろうが、実質可処分所得の持ち直しが続くにつれ強まるだろう。民間投資は、最終需要の弱さと資金調達の厳しさの影響が薄れ始めるまでの間、引き続き弱いと予想される」と話した。

原題:ECB’s Guindos Reiterates Inflation Trend May Allow for Rate Cut (抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.

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最終更新:4/18(木) 18:38

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